「魔法の文学館」に行ってきたよ♬
こんにちは。こらっこです。
今日は、5月に「魔法の文学館」にこどもと行ってきたので、その話をしようと思います。
“文学館“って、名前だけを聞くと
「なんだか、難しいそうな展示ばっかりありそうだなー😥」って思いませんか?
でも、“文学館“の前に“魔法の“ってついたらどう思います?
「“魔法の“ってどういうこと?」
「なんか、ちょっと面白そう!」ってイメージ変わりませんか?
そして、「魔法の文学館か〜🎵どんなところなんだろう?」
って調べ始めちゃったりする人も。きっと私だけではないはず!😊
この抜群のネーミングセンスも、絵本作家さんならではだなーと唸らされますね。
魔法の文学館とは?
「魔法の文学館」は、正式名称「江戸川区角野栄子児童文学館」と言います。
みなさん、「魔女の宅急便」というお話を知っていますか?
ジブリの映画として知っていらっしゃる方も多いかと思いますが、あの「魔女の多急便」の原作を書かれた児童書&絵本作家さんが、角野栄子さんです。
この魔法の文学館はその角野栄子さんが、2018年に児童文学の「小さなノーベル賞」と言われる、国際アンデルセン賞作家賞を受賞したことをきっかけに、江戸川区が建設を提案し実現したみたいです。
(角野さんは3〜23歳まで江戸川区にお住まいだったとのこと。)
こあらっこの場合、この「魔法の文学館」の存在を知るまでは、角野栄子さんという作家さんについては全然知りませんでした。(*´ω`*)テヘ
めちゃくちゃ有名な人だったのでしょうけど、最近やっと、作家さんの名前も意識して本を読むようになったばっかりなので。すみません💦
でも!
角野さんの代表作の内容はバッチリ覚えていますよ!
でも、「魔女の宅急便」ではなく、「おばけのアッチ」シリーズをですけどね❤️
「おばけのアッチ」というのは、4歳くらいから小学1〜2年生くらいまでが対象の児童書で。主人公はもちろん、おばけのアッチ。
最初は食べる専門だった一人ぼっちの食いしん坊アッチが、コックさんになり、周りの人を料理で笑顔にしていく。そして、料理を通じて友達や仲間を作っていくという物語です。
同じく食いしん坊のこあらっこは、このお話が大好きで、小学校低学年くらいの時はよくこの「おばけのアッチ」シリーズを読んでいました🎵
当時はまだ、おばけはアッチしかいなくて、10冊弱ぐらいしかシリーズも読んだことがなかったのですが、今はもっといっぱいあるのですね。
おばけも、アッチだけじゃなくって、ソッチ、ドッチ、コッチとか。
ドラキュラのドララちゃんとか、めちゃくちゃキャラ増えてるー❤️
シリーズ名も、「小さなおばけシリーズ」って言うみたいです。
なんで、現状に詳しいのかって?
我が子が読書ができる年齢になると、「これ面白いよ!」と最初におすすめした本がこの「おばけのアッチ」だからですよ。おすすめついでに一緒に図書館に行ったんです。そしたら、めちゃくちゃシリーズが増えてる❣️
そして、案の定、我が子もどハマり🎵
住んでいる地域の図書館にある「おばけのアッチ」シリーズをほぼ全部読破しました。💪
ということで、この「魔法の文学館」には、「おばけのアッチ」のミニシアターがある!というところが1番の行く動機になったのです。
ちなみに、ネットで検索していただけるとわかると思いますが、この「魔法の文学館」。めちゃくちゃ外観も、内観も素敵なんですよ!
公園の中の小さな丘の上に建てられていて、外観は真っ白、内観はイチゴ🍓色で統一されててめちゃくちゃオシャレ✨
一階はコリコの街をイメージして作られており、角野さんの童話の世界に入り込んだような錯覚を起こすくらい素敵なつくりなんです❣️
それもそのはず。この建物は、あの有名な建築家の隈研吾さんの設計みたいです。
いやー。お金出しますねー。江戸川区さん。
私も近くに住んでいたらしょっしゅう行きたいなあと思うくらい素敵で憩いのできる場所でしたよ🎵😍
魔法の文学館の事前リサーチ(所要時間とか、行き方とか)
子ども心をくすぐる、メルヘンでオシャレな内装と、「おばけのアッチ」のシアターがあると知って、行ってみよう!と決めたこあらっこ親子。
さて、行くとなるとどうやっていくのか、いついくのか。所要時間はどのくらいか、昼ごはんはどうするか、、、事前にいろいろリサーチして決めておく必要がありますね。
調べてみると、魔法の文学館は2023年11月にオープンしたばっかり❣️
とーっても新しい施設で、日時指定の事前予約制です。(執筆している現在)
新しいと言うことは、土日だと混雑するかもしれない?と思い、学校が振替休日の平日を狙っていくことに。
まあ、SNSで事前に調べた限り、オープンして半年くらい経った、2024年5月の段階では、平日に予約が取れなくて入館できないということはなさそうだったのでそこまで心配はしていなかったのですけどね。
次に所要滞在時間を考えます。
HPを観ればわかりますが、「魔法の文学館」は、文学館という名前の通り、1階は角野栄子さんの作品の絵本コーナー。2階は、別の作者の本も盛りだくさんの絵本コーナー。本棚や椅子はメルヘンかつオシャレにゆっくり過ごせるようにしてありますが、基本はものすごく居心地よく&メルヘンにした図書館です。
((注)もちろん館内の本は借りれませんよ(笑)。自由に本が読めるという意味でここでは図書館という表現を使っています。)
1階は追加で「黒猫シアター」というキャラクターと会話しながら物語を進めることができる参加型シアターもあります。
こあらっこが行った時は、「おばけのアッチ」と「りんごちゃん」の二つの作品が上映していました。シアターは一つしかないので、時間によってどの作品を上映するかはその日の時間割によります。こあらっこ親子のように「絶対おばけのアッチ」が観たい!と思っている人は、受付で上映時間を確認して参加することをお勧めします。
2階も、企画展のお部屋や角野栄子さんのアトリエを模したお部屋はありますが、基本は図書館です。
ここまで調べて、「ん?」と思った方。
そう、こあらっこも思いました。
参加型シアターやプロジェクションマッピングがあるとはいえ、基本は図書館。
雰囲気はすごくメルヘンでワクワクしそうですが、映像(シアターとプロジェクションマッピング)以外で子どもは楽しむことができるのだろうか?と。
それとも雰囲気だけ楽しんだら、カフェして帰る感じになるのか?とか🤔
だったら所要時間は1.5時間くらい?
いやいや、眺めの良いオシャレカフェも併設されているから、もうちょっとゆっくりして2時間とか?もしかしてゆっくり本を読み始めるかもしれないから3時間くらい考えておく?とか🤔
ここは、子どもの反応を見ながら臨機応変に調整することに。
最後に、行き方です。
「魔法の文学館」は江戸川区の葛西駅と葛西臨海公園駅のちょうど真ん中あたりにあります。つまり、公共交通機関で行く場合、どちらかの駅からバスに乗って大体同じくらいの停留所数(約10分)で最寄りの停留所に着きます。
比較的、アクセスしやすいですね🎵
こあらっこが行った時は、平日の午前中でしたが、大雨が降っていたにもかかわらず、渋滞するもなく、バスはスムーズに走ってくれましたよ。(参考までに)
実際行ってみてどうだった?
結論から言うと、思っていた以上に子どもが喜び、長居しました。🤣
参加型シアターやプロジェクションマッピングを大いに喜び、コリコの街の形をした本棚や椅子に全部座ってみて、隠し扉を全部開けて、企画展では体験ピザ作り(本物ではありません)をしていましたが、1番時間を使ったのは読書でした。
あら。意外。
もっと早くに飽きて、帰ろうと言うかと思っていました。
結局、滞在時間は4時間以上。しかも、夕方に習いごとが入っているからこれ以上は無理!っていうギリギリの時間まで読書してました。
読書だけで2時間以上の滞在‼️
どうした⁉️我が子⁉️
君、そんなに読書好きだったっけ❓という、意外ですが嬉しい結果になりました。
一点、残念だったのが、3階にある「カフェ・キキ」のサンドイッチ。
「おばけのアッチ」の中に出てくるねずみ🐭の“チ“と“キ“のサンドイッチ。
大きいので、サンドイッチは子供も食べれるカレー風味のチキンクリスプサンドイッチ(“チ“のサンドイッチ)単体で頼んだのですが、これが美味しくなかった💦中にフライドチキンが入っているのですが、サンドイッチにして長時間冷蔵庫に入っていたのか冷たいし、コロモはベトっとしていて、パンも水分を吸ってしまってちょっとべちゃっとしている、、、こんなに美味しくないサンドイッチは久しぶりでした💦
フライドポテトとかは、揚げたての熱々でとてもお美味しかったので、サンドイッチも出す前に挟む形にしてチキンは揚げたてを出してくれると全然おいしさが違うのになーと少し残念でした😥
でも!フライドポテトは熱々で美味しかったですし、デザートのパフェもムース部分がとても美味しかったので、基本的には美味しいカフェなんだと思いますよ🎵
「魔法の文学館」は本とだけ向き合う“場“
最近、三宅香帆さん著作の「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」という本を読んだのですが、そこには、「読書とは、自分から遠く離れた文脈に触れること」と書かれていました。この「自分から遠く離れた文脈」とは「自分の読みたい物、慣れ親しんだ物以外。新しい考え方、知見」のことだとこあらっこは解釈しています。
そして、先ほど紹介した本では、「本を読めない状況とは、新しい文脈を作る余裕がない状況」と位置付けています。
要するに、仕事(介護や育児、家事含む)に忙殺されると、新しいことに目を向けたり受け入れたりする余裕がなくなるので、本を読めない状態になるということが言いたいのだと理解しました。逆に、YouTubeやインターネットで情報を得ることは、自分に近しい考えや情報にアクセスすることなので、疲れていてもできるというのです。
確かにそうですね。
疲れている時に(自分では)難しいと感じる専門書は読む気力がないですが、自分でも「そうだよねー😊」と思うことを主張しているユーチューバーさんの動画を見ることは容易い。要はそういうことを言っているのです。
今回、「魔法の文学館」に行ってみてよくわかりました。
館長である角野栄子さんが大切にしていたのは、「本とだけ向き合う“場“」を作ることだったのだと。
(“場“とは、“時間“と“場所“を合わせたものとして表現しています。)
そのために、まずは、「行ってみたい!」と思わせるような場所を作ること。
場所を公園の中の小高い丘の上にしたのも、絵本の中のコリコの街を模した内装にしたのも、参加型のシアターを作ったのも全てそのため。
一旦、「魔法の文学館」に来たら、そこは、YouTubeもゲームもない「本とだけ向き合える場所(環境)」です。
そして、入館している間は「本とだけ向き合える時間(余裕)」なのです。
余裕(時間)は作る物です。
要は優先順位の問題なのです。
「魔法の文学館」に行こう!と思った時点で、「本と向き合う時間」を作る優先順位が上がったということなのです。
最初、こあらっこは「魔法の文学館」を「居心地のいい図書館」だと思いましたがそれで良かったのです。
角野栄子館長さんからの1番伝えたいメッセージなのでしょう。「魔法の文学館」にいくと受付の上の壁に上記の言葉が書かれています。
「本を開いてたくさんの冒険や不思議の世界に触れてください。」
「そのための場所を用意しました。」
「さあ、たのしい世界に羽ばたきましょう。」
こんな副音声が聞こえてきそうですね😊🎵
素敵な場所をありがとうございました❤️
では、今回はかなり長くなってしまいましたがこの辺で。
ここまで読んでくださってありがとうございました🥹
みなさま、良い1日を〜🎶
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