🌎 大河ドラマが“理想の世界”を声高に語り出した⁉
「どうする家康」、見てますか？
私は大河ドラマは何年も見ていなかったのですが、岡崎生まれとしては家康の大河ドラマは見ておきたい、と思って見ています😆
ここ数年の大河としては「パッとしない」なんて話も漏れ聞きますが😅
徳川家康をベースに、“令和の生き方”とか“令和の世界が目指すもの”を語っているドラマと捉えるのも、面白いんじゃないかと思います。
その最たるテーマの１つが、先週（24話）＆今週（25話）の「築山の謀事」。
描き方としては、これまでの通説とはあまりにかけ離れていて歴史ファンには受け入れられない流れのようですが、
私はこういう「慈愛の国」という理想の国の形を大河ドラマの中で語らせた、というのは大きな意味があると思いました。
自立（自律）した国同士が、与え合って豊かになる。
有村架純さん演じる瀬名が語る世界は
、以前私が「WaRa塾」の感想で取り上げた、中野裕弓さんの「３つの箱」にも通じます。
瀬名は「国」単位の相互扶助の在り方として語っていましたが、
「３つの箱」の３番目の箱が目指すものは、個人単位での相互扶助。
国の中を見れば、領主をトップにした組織にはなるものの、「与えあい、支え合って皆が豊かになる」という考え方は一緒だと思います。
ただ、戦国の世でそんな関係性をつくろうと思っても、「争いのある日常」しか知らない男たちにはイメージさえできないんでしょうね💧
ネット上には瀬名が掲げた「慈愛の国」を「ファンタジー過ぎ」と言って違和感を覚える人たちも多いようですが、
現代人ですら、トップダウンの社会でもまれる日々を過ごしている人たちには、「相互扶助」の感覚は分かりにくいんだな……💧と思ってしまいました。
でも実際には、個々が自立（自律）し、相互扶助で成り立つ社会をつくろうと動き始めている人たちはたくさんいます。
私が仲間と始めた「まなゆいグリーンビレッジ」もその１つ。
そんな先の世の中を見据えた動きを、「どうする家康」の脚本家さんが感じてこのストーリーにしてくれたのかどうかは分かりませんが😆
世の中に一石を投じたのは間違いないでしょう。
現実不可能な理想論でも、声を大にして掲げるのは世の中にとっても必要なことだと、わたしは思っています。
ドラマ、映画、漫画、アニメの類いは、実はそんな役割を担っていたりするんですよね。
今は“絵空事”だったとしても、実現可能になる日はいつか来る。
そんな思いで、大河ドラマを見ていたのでした😁
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