「日本」の歴史、文化を学ぶ意味
昨日は「まほろば」講座の5回目でした。
着付けと、書道と、白駒妃登美先生の講義。
今回の講義のテーマは「江戸時代の文学」
江戸時代は200年以上戦争がなかったこともあり、一般庶民の知的レベルが上がり、庶民文化が花開いた時代でもあります。
白駒先生の熱いお話を聞いていると、江戸時代の人たちのレベルの高さ、知性やアイデアの素晴らしさに感心するばかりでした。
江戸の「色」
個人的に興味を持ったお話は、「奢侈禁止令」をきっかけに生まれた『四十八茶百鼠』という色のパターン。
当時庶民は、「贅沢禁止」ということで着物の色は茶色、鼠色、納戸色(紺系)と限られていたそうですが、この制限の中で、人々は茶色と鼠色のバリエーションとしてそれぞれ百以上の色を生み出したそうです。
インターネットで検索して実際どんな色があったのか見てみましたが、茶系でも灰色系でもなさそうな色も結構ある😅
これらに「○○茶」「○○鼠」と根付けて、
「お役人様~、これはれっきとした茶色でございますよ~🎵😁」
とかやってたんでしょうね。
参考サイト👇
江戸の「本」
あと、すごいと思ったのは、当時の本のジャンルの多さ。
医学や数学などの専門書といった硬派なものから、恋愛もの、ファンタジー系、ホラー系、漫画、芸能、俳句や川柳などなど、何でもあり。
これらの本を庶民も楽しんでいたんですね。
江戸時代の日本人の識字率は平均60%くらいだったと言われますが、これは当時世界トップクラス。
江戸だけを見ると70%~80%に上るそうで、
あの時代、農民でも読み書きができるというのは、他の国ではあり得ないことです。
また江戸時代の日本人は、外国語の習得力もすごいものがあったそうで、
そうやってみると、日本人の能力って、本当に素晴らしいものを持ってるんだな、と思います。
白駒先生が、講義の中で何度も何度も
「すごくないですか❣」って、感動しながら言うワケですよ☺
本当に、日本人って、もっといろんなことを自信持って、その能力を世界に誇っていいんだよ! と思います。
なぜ今、「日本」について学ぶ必要があるのか??
で、なぜ私が今こういう日本のこと、“和の精神性”を学んでいるのかというと、
日本人が本来の【精神性】を目覚めさせて生きていくことが、これからの時代本当に重要だから。
この点について白駒先生は
「日本の『国力』を、精神性で上げていく」
とおっしゃっていました。
今、日本の『国力』が落ちている。
一番顕著なのは「経済力」で、「世界一の経済大国」と言われたのも、今は昔となってしまっています。
でも、『国力』をつくるのは「経済力」だけではない。
「精神力」で上げていくことも大事だと、白駒先生は力説していました。
日本の「発酵の知恵」は、食べ物だけじゃない!
日本は海外からの物事を柔軟に取り入れ、独自のやり方で深めたり、進化させたり、発展させたりするのが得意ですが、
歴史的に振り返っても、鎖国をしていた時や、遣唐使後国を閉ざしていた時に、そうやって海外から取り入れた物事を“発酵”させてきているんだそうです。
だから今、コロナによって一種国が世界に向かって“閉じて”しまったような時は、
これまで取り入れてきたものを“発酵”させ、深めるのには絶好の時だと、白駒さんは仰っていました。
マスコミを通してコロナの情報や世界情勢を見ていると、不安なことばかり目につきますが、
今こそ、自分の内側をしっかり見て、上手く“発酵”させていくチャンス。
日本の歴史や昔からの風習、教えなどを学び直し、そこから【精神性】を学び取る時。
そして、これに気づく人を増やす。
さらに気づいた人は、より精神性を高めていくことが必須です。
私自身も、自分の精神性を高めると同時に、「日本人として目覚める」人を、何らかの形で増やしていくことを、どんどんしていこうと思います。
とぃうことで、さああなたは、「自分の精神性」を高めるために、何をしますか❓