雑誌が読みたい
雑誌、それもファッション誌が好きです。初めて触れたのは中学生の時。COOL TRANSやBOON、GET ON! など、今思うと懐かしい雑誌たちを読み漁るも、お金が無くて憧れだけを募らせていました。
それから随分時間が経って40歳手前になった今年、何故かファッション誌と復縁し、毎月買っています。
特定の雑誌を定期購読するのではなく、本屋さんに行き、あれこれ物色して気に入った一冊を買うスタイルです。
色々とつまみ食いして最近何となく、各誌の傾向に気付いてきました。
内容でいうと、ファッションアイテム中心のものもあれば、アイテム+ライフスタイル、逆にライフスタイルがメインでアイテムも少し、というものもある。
構成要素でいうと、写真中心のものと、文字量もありじっくり伝えるもの。
それぞれ個性があって面白いのです。
結局、OCEANS
そして、今の私に最もしっくりくるのが「OCEANS」です。色々手を出すのですが、OCEANSを買う頻度が最も高い。
OCEANSとは、2006年創刊の男性向けファッション雑誌で、30代後半~40台がメインターゲット。「FUN LIFE making MAGAZINE」をテーマに幅広い情報を提供してくれます。
海の近くに住み、社会人になって以来海事産業に携わり続けている私にとって、OCEANSはその名の通り海に纏わるコンテンツが多くて嬉しい。
また、ファッションアイテムを紹介するだけでなく、特定の分野に造詣の深い人にインタビューして「なぜそれが好きなのか」を深掘りする記事も多いのもポイントです。「それぞれのストーリー」も含めてパッケージで提供してくれるので、好奇心をくすぐられます。
ちなみに21年12月号の「人生の達人、道具の話」という特集で、反町隆史さんがバスフィッシングとその道具に対する思いを語る記事は非常に読み応えがあって、釣りを全く知らない私でも引き込まれました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbfc6b5b7b8226928a29daf73d8ffc741f08cac7
この月は、これが決定打となり、数ある雑誌の中からOCEANSを買うに至りました。
もちろん、OCEANS以上にストーリーや歴史などを含めて伝えてくれる雑誌もあります。ただ、それらは特定のジャンルに細分化された媒体であることが多く「○○はこうあるべき」といった強い主張を感じることがあります。
例えば「足元はスニーカーではなく、断然革靴だ!」とか言われてしまうと、「ちょっとファッションが好き」レベルの私からすると、少し疲れてしまったりするのです。
OCEANSは「楽しむ」ことを大切にしているからか「あるべき論」を感じることはあまりなく、読み心地が良いのかもしれません。
仕事に活きたことも
余談ですが、OCEANSが仕事に活きたことも。
私は広報の仕事をしております。ある時、他社との提携に伴い社内報でトップ対談記事を企画しました。
読者の興味を引くにあたり重要な要素の一つに、メイン写真があります。
提携に伴う対談だからといって「スーツを着た両トップが握手」的な写真を使うのは、読み手の従業員からすると、どこか他人事に見えてしまう気がしていました。
両社の従業員が協力していく雰囲気を醸成するため、トップ同士の信頼感・連帯感を表現することが重要だと考えたのです。
このイメージを制作チームと共有できる写真は無いかと探していたところ、OCEANSのメインモデルの二人が一緒に写っている写真が目に入りました。
リラックスした雰囲気ながらもお互いの信頼感が伝わってくる一枚で、まさに企画の趣旨にぴったり。「これでいこう!」と決め、すぐにチームで共有し、イメージを明確にすることができました。
あとは、どうすればこの空気感を生み出せるかを考えて要素を抽出して、実施するだけ(といってもこれがけっこう大変だったのですが)。
結果、空気作りが成功し、イメージに近い写真を撮ることができました。
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読めば読むほど、物欲との闘い
話がズレましたが、こうしてファッション誌を読む頻度が増えた今、困ることがあります。ズバリ、欲しいモノが増えることです。
読めば読むほど興味と物欲が高まってしまう。でも、お金には限りがある。それが分かっているのに、読みたくなってしまう。。
危険なループにハマりつつあります(笑
物欲に支配されないよう、あくまで「楽しむ」ことを忘れず上手に付き合っていこうと考えています。
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