「新卒で教員」について思うようになったこと
今回は、新卒で教員になるということについて書きたいと思います。
さっそくですが、私は大学卒業後に新卒で就職しました。
ベトナムの子供達に対してスポーツを通じて可能性を広げることを目的とした日本の企業です。今はまだベトナムで隔離中ですが、現地で働きます。
そんな私の大学在学時の将来の選択肢の一つとして新卒で教員になることも考えていました。
結局、新卒で教員になるという選択肢は取らずに今の道を選んだわけですが、自分が社会人になり「新卒で教員になる」ということについて思ったことがあるので書きたいと思います。
なぜ新卒で教員になるのか?
そもそも新卒で教員になりたい理由として、今私がパッと考えたところ以下のような理由があるのではないかなと思います。(他にもあるのかもしれません。)
①教員に興味があるから、なりたいから
②教員に興味はないけど条件などがいいから、安定するから
③教員以外の選択肢がなかったから、なんとなく
①-③の意見は人それぞれが持っているものですし、否定するつもりはありません。ただ、どの選択肢を考えても一度教員ではない働き方を経験した方が良いのかなと個人的には思うようになりました。
※この記事全体的にですが、まだ社会人なりたての新米が言ってることは頭に入れておいてください。
なぜ一度教員ではない働き方を経験した方が良いのか?
なぜこのような考え方になったのか。それは、働いてみたからこそ学べることが多すぎるからです。私の場合、既に今の時点で考え方も学生の頃とは大きく変わってきています。そして、それはきっと教員をしていたら学べなかったことだとも思っております。(実際に教員になったことはないので本当のことはわかりませんが。)
そのことを前提として、新卒で教員にならない方が良いと思う理由を挙げると、主に2つあります。
①将来、多くの子供は教員にならないから
②先生達の間で価値観の違いが生じる
将来、子供達の多くは教員にはなりません。そんな子供達に対して、教員以外を経験していない先生は教員以外の選択肢を適切に与えることができるのか。(全てのことを経験している先生などいないとも言えますが)。年齢によっては子供にもこの先生は教員以外知らないんだなと見破られます。同様に、先生達の間でも「あー、この人は教員以外の社会経験がないんだな」と必ず思われると思います。
子供達の成長に貢献したい、教員という仕事を魅力に感じているのならむしろ最初は教員にならずに一度学校以外の社会に出てみる方が良いかもしれません。そこで必ず教育についての考え方が変わるのではないかと思います。そして、それはもしかしたら一生教員をやっていたら一生気づかないことなのかもしれません。
教員にそこまで興味ないけど、自分の生活の安定のためになったという方も、お試しで半年、一年でも学校以外の社会に出てみるのはありだと思います。教員になるのが一年遅れてもそれ以上のものが得られるのではないかと個人的には思います。
自分はめんどくさいから、教員以外の道は考えたくないと言われればそこまでですが、ただ一つ思うのは子供と関わる以上、責任が伴うということです。自分はそれで良いかもしれませんが、子供の将来はその先生で左右されます。どんなにやる気がなくてもある程度の責任は最低限持つべきだとは思います。もちろん子供と向き合う以上は常に全力でが私のモットーですが。
まとめ
今回は新卒で教員になることについて感じたことを書きました。まだまともに社会人を経験していない自分がこんなことを言って、嫌な気持ちになる方がいたら申し訳ございません。あくまで1人の意見として捉えてくれれば幸いです。