【小blog】尖閣領海に中国船が侵入 / 皆が待ち望むのは立憲

第11管区海上保安本部(那覇)は6日、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に午前4時45分ごろから中国海警局の船2隻が侵入したと発表した。中国海警局の武器使用を認める海警法が今月1日に施行されて初めて、中国当局の船が尖閣周辺領海に侵入した。11管によると、尖閣諸島周辺の領海には日本漁船2隻が航行している。午前5時前、南小島の南約22キロの海上で、海警局船が漁船に船首を向けて接近しようとする動きを見せたため、海保が巡視船を配備し、安全を確保した。

 はい、もはや日常茶飯事のように続いている中国による領海侵犯ですが、ここにきて、尖閣領海に侵入しました。問題は、この船がいつぞやの体当たりをしてきたどっかのアホの船ではなくて、中国海警局の船であるという事。これ、侵犯してきたのは中国当局そのものだという事であり、これは政治的に相当大きな挑戦だと思います。なぜなら、今月1日に、中国では海警局の武器使用を認める法律が施行されているからです。

勉強不足からか私は知らなかったのですが、この法律、まさに中国の海上警備を担う海警局において、外国の船が命令に従わない場合、武器の使用を認めるという、まさにその名の通りの法律です。

つまり、この法律の施行によって中国は命令に従わない他国の船、今回でいうと日本の船に対して、あのころのように国際的に批判を受ける体当たりのような事をしなくても、海警局の船によって攻撃が出来るという事。国際的に批判を受ける謂れの無い大義名分を得た事になります。

ここで問題となるのが、中国の管轄海域という法律施行範囲について。つまり中国は尖閣領海を管轄海域として正式に設定しようと/あるいはすでにしており、それを既成事実化する事を虎視眈々と狙っている事になります。安全保障上の問題として相当に憂慮すべき問題であり、早急に是正のために菅政権に動いてもらいたいです。

中国はよく日本の政治状況を見ていると思いますね。安倍政権末期から頻繁に領海侵犯を続け、安倍政権が倒れてから菅政権になり、そしてその菅政権はどんどん弱体化していく。そしてそのタイミングで武器使用の法律を施行し、初っ端にブラフを掛けてくる。アメリカ大統領がバイデンさんに代ったタイミングで両国の反応を見ているのでしょう。

この件に関して政府は過剰に反応をした方がいい。そして野党も、しっかりとこの件を批判し、抗議声明を出すべきです。安全保障問題に与野党はありません。以前の漁船衝突事件では、野党自民党は与党民主党を追いつめるために、これを政局に最大限利用しました。ネトウヨというものが一気に増長する原因にもなりましたし、昨今では前原誠司さんや細野豪志さんも、その件を持ち出して自分の人気取りに走っています。

言語道断です。日本の国土領海を守るために、政治家は真剣に取り組むべきです。


そして、「みんなが待ち望むのは立憲」とタイトルに乗せました。

簡単に言います。みんなが待ち望んでいるしっかりとした野党とは、「しっかりとした立憲民主党」の事を言います。いくら勢力が増減しようが、多くの国民は維新のうさん臭さを理解しています。共産党は政権につく事はできない。そして穴をつくように出てくる国民民主党は、そのやり方を国民に見抜かれているため、いくら何かを提案しても支持につながりません。れいわに至っては党首の頑固さが敵を作り過ぎました。

立憲民主党が上に述べた全ての野党の「よい所」をかすめ取り、期待を集め、王手を掛けにいくしかないんですよ。その資格と底力があるのは、立憲民主党しかないんです。これは揺るがない事実です。

言いたいのはそれだけです。なんかもやっとしましたが、小blogなので大目に見てください。それでは。

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