菅政権、孤独対策担当相を設置。
毎日更新、、自分で決めたことですが、滅茶苦茶難しいですね。
政治時事ネタを扱っているだけに、書き溜めも出来ないし。
まあ、ゆるりと出来る限りやっていこうと思います。今日のテーマはこちらです!
菅義偉(すが・よしひで)首相が孤独問題などを担当する「孤独・孤立対策担当相」に、坂本哲志少子化対策担当相を充てる方向で最終調整していることが11日、分かった。政府関係者が明らかにした。12日にも任命する見通し。
菅総理が、坂本少子化担当大臣が孤独対策担当相を兼務することで最終調整されているとの事です。
元々イギリスで実際に設置されている大臣ポストですが、はじめて必要性に言及したのは古川元久議員じゃなかったかと思います。それが国民民主党の政策となって、予算委員会で質疑を行い、菅総理が設置を約束したという流れになりました。
元々は、今ある組織体での孤独対策を行っている田村厚労相が担当だと菅総理は発言していましたが、記事によると、田村大臣は忙しいから(笑)少子化担当を兼務している坂本大臣が兼務するという話に落ち着きました。
坂本大臣の管轄は、地方創生担当・一億総活躍担当・少子化担当です。安倍政権からの引継ぎポストで一番何をしているのか分からないポストです。いわゆる各省庁から挙がってきたこれら管轄分野の話をまとめてホッチキスするような仕事だと理解していますが、具体的な少子化対策の方策が出てこない大臣に孤独対策なんて務まるのかどうか疑問に思います。
私も孤独対策は重要に思っているのですが、孤独って子供だけじゃないんですよね。年齢・性別関係ないんです。
お金があっても孤独に苛まれる人はいるだろうし、あらゆる人が孤独に陥る可能性が高い。
孤独の原点とは果たしてどこにあるのか。そういう人間の心理メカニズムを紐解いていって、そこを改善するために予算をつける。
これが重要だと考えます。
肝心のイギリスがどうなっているかと言うと、ネットで検索しただけでは2021年現在の成果はよく分かりませんでした。
2018年に当時のメイ首相が肝いりで設置した大臣ポストですが、当時はEUを抜けるか抜けないかで揉めていたイギリスでしたので、
「イギリス自体がヨーロッパで孤立している」という風に面白可笑しく揶揄するような記事ばかりで、何の具体性もない下らない人達しかこの課題について注目していない感じです。
当時のイギリスでは、孤独に関連した国民が900万人以上いる、国家損失は年間4.9兆円に上るとの試算が出ていたようです。
どういう統計から出されたのかは謎ですが相当のキャパシティですよね。孤独の被害に遭われている方々が増えるとどうなるかというと、
そもそも該当の人達の生命の危険がある事は勿論、人とのかかわりがないわけですから更に少子化が進んでいく原因にもなりますよね。
今、日本がが直面している大きな課題の一つだと思っています。
一つ怖いなーと思っているのは、デジタルに力を入れていく菅政権の方針です。
デジタル推進に突き進む内閣の方針から零れ落ちてしまう人たちが孤独になっていく可能性は高いんじゃないでしょうか。
今まで対面で話す事が必然だった事が画面で出てきてしまう。勿論便利でスムーズにいくので必要性は高いのですが、
SNSをする人が孤独になっていったり、孤独な人がSNSにのめりこんでしまうように、デジタルの副作用がまさに「孤独」なのだと考えます。
孤独対策にいくら予算が付くのか。どんな方策をとっていくのか、デジタルを進めるだけに菅総理はここに力を入れて頂きたいですね。
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