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夏だ!!ホラーだ!!2024|死写会(五十嵐貴久)

■サマリー:試写会参加者が続々と不審死する

巨匠の不審死と謎の集団自殺。真相に迫る人々に恐怖が迫る!
昭和最後の巨匠と呼ばれた映画監督・白波瀬が、最新作の完成直後に不審死した。配給会社の東活は、その事実を隠し試写会を強行するが、凄惨な事件が起こる。参加した人々が、集団自殺したのだ。集団ヒステリーや催眠が疑われたが、残された現場映像によって奇妙な点が浮かび上がる。雑誌編集者の里中凪と新聞記者の矢部誠は、真相を突き止めることにするが..。

■こんな人におすすめ:諏訪部順一さんの声が好き

参加声優達のファン、普段あまりホラーを読まないタイプ、サクッと聞いてみたい人におすすめです。
私も諏訪部さんがナレーションにいたので聞いたうちの1人です。

■総評:1.5

恐怖度      :★☆☆☆☆
キャラクターの魅力:★★☆☆☆
ストーリー性   :★☆☆☆☆
終わり方     :★☆☆☆☆
ナレーション   :★★★☆☆
もう一度読みたいか:★☆☆☆☆


▼感想

・諏訪部さんのナレーションはさすが!

まず、諏訪部順一さんのナレーション。やっぱり彼の声はどんな役にもハマりますね。出番が来るたびにテンションが上がり、この声を聞くだけでもう一度聞きたいと思うほどでした。声優ファンなら、これだけでも価値があるかも。

ストーリー展開と恐怖度について
さて、本題のストーリーですが、ホラーというジャンルから予測できる通り、死の連鎖がテーマになっています。タイトルからも察しがつくように、試写会を見た人々が次々と死んでいくという設定。正直なところ、この時点である程度の展開が想像できてしまい、先が読めてしまうのが残念でした。

また、生き残った人物たちの理由も、前半のストーリーから予測がつき、終わり方も少し唐突な印象。イヤミスやモヤモヤした終わり方が好きな私でも、少し物足りなさを感じました。さらに、死の理由が途中で明かされるものの、その布石が少なく、もう少し深堀があれば、物語に厚みが出たのではないかと思います。

・総評:見かけ倒しだったかも…

Audibleのおすすめに出てきたので、豪華な声優陣にも惹かれて聞いてみたのですが、正直言って見かけ倒しでした。サブスク会員なので気軽に聞けたから良かったものの、これを有料で購入していたら少しがっかりしていたかもしれません。

お盆中の掃除中に流し聞きしていたのですが、真剣に聞くというよりは、耳が寂しい時のBGMとして使うのがおすすめです。とはいえ、諏訪部さんのナレーションは一聴の価値あり!声優ファンの方にはぜひチェックしてほしい作品です!!

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