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北アルプス国際芸術祭 ドライブガイド

不慣れな土地で迷子になったり、大変な道に入ってしまわないように、ポイントを絞ってまとめます。写真が無い所は、まだ行ってないので、これまでの経験からのアドバイスとなります。実際のドライブの際に経路設定しやすいように、写真抜きのページも作りました

2024/9/22 新規作成
2024/9/29 一部更新
2024/10/05 一部更新


市街地エリア

基本的には信濃大町駅周辺のエリアです。でも、駅前というにはかなり広くて、歩いて展示まで回るとそれなりに歩くことになります。時間がある方は散策して頂くのも良いと思います。

1 私は大町で一冊の本に出逢った / 2 熱の連帯(足湯) / 3 居酒屋MOGUS / 4 時に宿る / 5 自然の美しさと調和 / 6 すべては美しく繋がり還る

駐車場は「大町市総合福祉センター」の付近が指定されています。また、信濃大町駅には有料ですが駐車場があります。とっても大事に車に乗っている方にはお勧めです。

7 風の道 水の音

若一王子神社の参道にあたる土蔵が会場となっています。車は、8~10の旧大町北高等学校に停めるのが指定のようです。

8 アフタリアル2 / 9 Liberty of Wooden Hearts / 10 ダイダラボッチを追いかけて

「旧大町北高等学校(隣接が三王稲荷神社)」に車を止めてください。元々学校だった建物なので、駐車場もしっかりしているので安心です。7は比較的近いので、一緒に見てしまうのが良いかと思います。

ダムエリア

11 土の泉

目的地は「大町エネルギー博物館」です。大町市内、少し北からまっすぐ西に抜ける、「槍ヶ岳線」という県道を通っていってもいいし、松本方面から西の山沿いを走る「山麓線」を北に進んできた場合は、蓮華大橋という、高瀬川を超える橋を渡ってすぐを左折し、ちょっと行ったところを右に曲がりすぐにT字路を左折、結局は槍ヶ岳線に入ります。

大町エネルギー博物館の中も見ていってね

大町エネルギー博物館もちょっと覗いていってください。ブランコもあるし、展示もなんというか、過去から見たちょっと前の未来の展示が充実していて、不思議な気持ちになれますよ。もくちゃんは、薪を窯で蒸し焼きにして発生するガスをエンジンに入れて走る(ことのできる)バスです。普段はガソリン!

まきバス もくちゃんもまだ元気に活躍

12 北北西に進路を取れ

場所は「七倉ダム」となります。エネルギー博物館から槍ヶ岳線に戻って、そのまま西にどんどん山の中を入っていくと、トンネルを超え、葛温泉を超えて、左側に入る道があります。まぁまぁの距離がありますが、綺麗な道なのであっという間かと(スピードの出しすぎに注意)。あと、サルが飛び出てくる事もある道です。

ここは風が通り抜ける事をアートに表現しています。なので、寒いかもしれません。あと、帰りがけには、大町ダムも見ていってください。七倉ダムと大町ダムは、その仕組みが全然違うんですよ。近くには展望広場もあって、子供さんを遊ばせるには良い所です。

パネルで作品の背景がちゃんと説明されています
上に見える部分がロックフィル(石積み)のダム部分、右側に階段があり登れます!
こちらは大町ダムです。帰りに寄っていきましょう。

源流エリア

ここは、鹿島川の流域で、大町温泉郷周辺のエリアになります。松本方面から西の山沿いを走る「山麓線」を北に進んできて、蓮華大橋を超えて左折すると、大町温泉郷に入っていきます。

13 道がぶつかる時

目的地は、「越荒沢親水公園」となります。街中から大町アルペンラインで西に向かい、斜め右に14にも向かう道に曲がり、もう一度、斜め右に入り、北のほうに向かうまっすぐの道を走ります。

林の間のキレイな道を走った先です
駐車場からしばらくあるくと見えてきます。沢を水が流れる風景の綺麗な事

14 源汲・林間テラス

大町温泉郷から北二向かう鹿島スキー場に抜ける道を進み、途中で右折する、もしくは、街中から鹿島スキー場に抜ける県道を抜けるか。場所は広域の廃棄物処理施設「北アルプスエコパーク」の周囲を囲む緩衝林で、「源汲グラウンド」の入り口に駐車場があります。

処理施設は大きな煙突があるので間違えようがありません

15 アキノリウム in OMACHI

場所は大町温泉郷を入ったすぐの、「酒の博物館」となります。歩いて行けるレベルの距離に、薬師の湯という外湯がありますので、ちょっと温泉に浸かっていくという手もありますね。

温泉郷の入り口近く、駐車場も目の前に用意されています
酒の博物館の展示も非常に興味深い、しかも通常時は博物館は閉館しています

16 山の心音

「大原の猟師小屋」ですが、新建具店さんの近くから入ったところとなります。周りが開けているところなので、すぐに分かると思います。ここらへんは道が開けているのですが、十字路は「止まれ」となっています。しかし、交差する道に車が見えたら、絶対徐行で走りましょう。

ここで、「停まるだろう」と思って進入してはいけません。コリジョンコース事故と言って、同じ速度で交差点に入ると、お互いに止まったように見える事があって、毎年のように田舎道で大きな事故が起こっています。相手が軽トラとかだと、死傷事故につながる事もあり、田舎道路の危険の一つです。ぜひ気を付けて。

周りが開けたところで、どこからからもアプローチ出来ます

17 水面の風景 / 18 えねるぎの庭

ここは、宮の森自然園と呼ばれるところで、湧き水が流れる園内に通路を作ってある所で、いわゆる公園とは違います。目的地としては「宮の森自然園」で、集落の中にひっそりとある場所ですが、開けた所から入って駐車場があります。この駐車場までの道はすれ違いが出来ないので、譲り合いで。また、南側にも駐車場があるので、そこから歩いて自然園を横切ってアートにたどり着く手もありますね。

道から入ると途中に駐車場があって、遠くにアートサイトが見えます
17 水面の風景、葉っぱの部分は水没しているので、気を付けて近づきましょう
湿地の上に通路が作ってあって、中を巡る事ができます

19 空の根っこ - Le Radici Del Cielo -

場所は「須沼神明社」となります。源流エリアの中ではここはとても離れていて、数字を順に廻ろうとすると大きく遠回りになってしまいます。33a/34の東山エリアの南側を見た後に、先に立ち寄ってあげるのがよさそうです。仁科神明宮から回っても10分もかからないはずです。

途中くねくね道を通ります、ゆっくりとね


仁科三湖エリア

大町市から北側の玄関口となる3つの湖で、かつて「塩の道」と呼ばれた道筋となります。大町市に近いほうから行くと「木崎湖」、しばらく行って小さい「中綱湖」があって「青木湖」となります。基本は国道148号線で南北突っ切っています。

時間帯によっては、大町市街に戻る渋滞が発生する事もあります。早く気づけば、青木・木崎から東に抜ける道もありますが、狭めで、落ち葉もある湿った道なのでゆっくり走りましょう。

20 水をあそぶ / 21 ささやきは嵐の目のなかに

目的地は「木崎湖有料駐車場」に設定します。有料駐車場とありますが、それは過去のことで現在は無料です(紛らわしい)。大町市街の西側を南北に走る「山麓線」を北に走ってきたら、左手に「ローソン大町木崎湖店」があって、国道148号にぶつかる十字路があり、そこを直進して抜けると、少しして左折して駐車場が見えてきます。

そこから木崎湖の横を歩いて北に向かうと、左側に20があり、そのまま進むと、林に入り仁科神社に入っていきます。その中に21があります。仁科神社と仁科神明宮を間違えないで下さいね(仁科氏は地元の豪族です)。

木崎湖の傍にある公園、ブランコ楽しいよ
これは20の中からの写真ですね
林の中に21が、お日様一杯の時に見られるといいですね

22 折り紙による「紙の庭園」

目的地は「信濃木崎夏期大学」です。木崎湖有料駐車場から東に出て左折、道なりに木崎湖の東側の道を進むと右側に見えてきます。建物は小高い丘の上にあります通りから見えませんので、通り過ぎないように注意。帰りは、北側に抜けると148号に出られますが、北に進む方向でトンネルを出てきた車と離合する形になります。トンネルスピード出してくる方もいるので、注意して。

駐車場から少し登ります


夏期大学が開催される講堂が会場です

23 森づくりアート

国道148号線を木崎湖を超えて北に進むと、中綱湖と青木湖までの間が少し道路と線路意外何もない区間がありまして、左側に除雪車の基地があって、右側に車が退避できるようなスペースがあります。グーグルマップに「森づくりアート」で登録されているようです。そこに車を止めて、東側の林業作業道を少し山に歩いて入る形になります。そこを通り過ぎると、左側に国道を降りて、鹿島槍スキー場に向かう「やなば」という信号がありまして、そこまでいくと行き過ぎです(24~26はこの道を入りますので、通り過ぎたら順番入れ替える手も)。

受付で熊すずを借りて、チリンチリン言わせながらトレッキング
健脚なら10分位?少し汗ばむかもしれません、周りの風景は綺麗
河のせせらぎに癒されること間違え無し

24 水の記憶

23でも出てきた、鹿島槍スキー場に向かう「やなば」という信号を大町市内から行くと左に入ります。すぐに踏切がありまして、そこを右折すると、「簗場(やなば)駅」が見えてきます。そこを左折して西に向かうと、右手に中綱湖が見えてきて、左右に駐車場があります。駐車場から中綱湖を目指して歩いていくと、受付があります。

ちょっと歩きます。風が冷たいかもしれません、何か羽織るものを持って
そもそも、ここは湖面に映るオオヤマザクラで有名なところ

25 やまのえまつり / 26 種の民話 / カフェ&レストラン YAMANBA

24でも出てきた、鹿島槍スキー場に向かう「やなば」という信号を大町市内から行くと左に入り、次はすぐの踏切を超えたあと、左折して山の中に登っていきます。目的地設定は「ふるさと創造館 ラーバン中綱」です。同一の建物の中に配置されています。「レストラン YAMANBA」は予約制になりますが、地元のお母さんグループが、郷土料理研究家の横山さんと相談しながら創り上げた料理です、平日はまだ席が取れるようなので、ぜひご検討のほどを。カフェは飛び込みでも利用できます。味噌おにぎりおいしいよ。

少し登った所にあります。
レストランは予約制ですが、ぜひぜひ機会があれば

東山エリア

市街地東側の里山エリアで、八坂・美麻の集落があります。思ったよりも市街地から距離がありますので、時間に余裕を持ちましょう。広くて人通りが少ない道ですが、農業トラクターが走っていたり、ガチ自転車の方々が練習していたりします。スピードの出しすぎにはくれぐれも注意をお願いします。特に、平日は山の中に学校があって、児童が歩いて通学しています。

27 記憶の眠り

ぽかぽかランド美麻」を目的地に設定し、駐車場もここです。大町市街の北側から東に抜け、ぐぐっと進路を北にとって長野のほうに抜ける、通称「オリンピック道路」と呼ぶ「長野大町線」を走ります。道は綺麗で広いので、スピードの出しすぎに注意。駐車場からは、10分ぐらい歩いて「旧中山家住宅」が会場です。

少し歩きます。歩道は片側にしかないので、横断歩道を注意して渡ってください
茅葺屋根の素敵な会場です

28 黒い跡

美麻・二重屋内ゲートボール場」を目的地に設定。27でも出てきた「長野大町線」の途中、「手打ちそば美郷」(お昼にお勧め)を西に曲がり、道なりに「美麻八坂線」まで突き当たり、左折して少し行ったところです。

この「美麻八坂線」は、「ぽかぽかランド美麻」と鷹狩山を南北に結ぶ道なのですが、北のほうは道も狭く、急なヘアピンカーブが続くのでお勧めしません。27と28の行き来は長野大町線に戻った方が安心だし、たぶん早いです。

ふれあいバスの停留場、便数に驚かない
近くまで行けば青い幟(のぼり)ですぐに分かります。

29 AWHOB-O-ある天気と此性の監察局-大町-

大町公園は、ライチョウの人工羽化などでも知られている「大町山岳博物館」に隣接する公園です。駐車場も共有されているので、山岳博物館(地元では「さんぱく」と呼ばれる)に向かうと簡単です。街中の「博物館通り」という東西を貫く道を東に抜ける感じになります。

市内が見渡せる公園です

30 目[mé]

29の山岳博物館に登るみちをそのままずっと山の中に入っていくと、狭い道を通り抜けて、T字路にぶつかります、そこを右に曲がってしばらく進むと左手が鷹狩山、その「鷹狩山 展望台」が目的地です。ここの道は地元の人でも間違いやすいのですが、看板が要所にある(はず)なので確実にいきましょう。南からも北からもアプローチする道路があります。それも同じぐらい狭くてくねくね、大きな車の人はすれ違える所を意識しながら進みましょう。

29からそのまま進む場合は、山博の横を進みます
こんな感じで指示があります。山頂に向かえば良いです
駐車場からは、石段を登ります、がんばって! 滑りやすいので下りも注意
鷹狩山の展望台にも足を伸ばしてみましょう

31 Folding

信濃大町駅の東側から山の中に入っていく県道55号線「大町麻績インター千曲線」を東に進んでいきます。しばらく山の中に入ると、「相川展望公園」があり、近くの道路が駐車場としてぐぎってあります。そのあとに相川トンネルに繋がります。この道をまっすぐいくと、32のほうに向かう感じです。

市内からの道は広くて安全です
展望公園の奥に、旧相川トンネルがあります、そこが会場 

32 竹の波

信濃大町駅の東側から山の中に入っていく県道55号線「大町麻績インター千曲線」をそのまま31を通り過ぎて下さい。少しつづら折りの急カーブがありますが、そこを超えると、右側に「八坂公民館」に入る道があります。ドーム型の屋根のちょっと珍しい建物なのですぐに分かるかと。

この道はどんどん進むと、松本と長野を結ぶ国道19号につきあたり、ちょっと19号を走って東にまた抜けると、名前の通りに麻績インターチェンジまで繋がっています。最後に関越道側に帰りたい人には魅力的ですが、岩をくりぬいたすれ違えないトンネルが続くキツイ道路なので、運転が好きな方意外はやめておいたほうが良いかと。

33 山のくちぶえ

34の仁科神明宮の駐車場から鳥居をくぐってすぐ右に曲がり、北に向かっていくと、しばらく走ると幟が見えてきます。駐車場は左側を降りた所で、会場は山の中に入った所の「佐々屋幾神社」です。

作品の中で、アニメーションの上映がされているのですが、一本あたり10分程度で3作品となっています。16時までには見始めないと最後までたどり着きませんのでご注意の程を。

幟がないと通り過ぎると思います、気を付けて
私は夕方だったので、まもなく日が山の向こうに隠れるタイミング

34 相阿弥プロジェクト モノクローム - 大町

目的地は「仁科神明宮」で、仁科神明宮の駐車場の奥に進んでいくと、そこがイベントの駐車場になっていて受付があります。そこから奥の林の中に進んでいったところに作品が展示されています。松本側からお越しの場合は一番近い作品になりますかね。あと「19 空の根っこ」は、仁科神明宮から10分位の場所になります。源流エリアの南端と、東山エリアの南端にあたりますが、大町は南のほうが山に挟まれてコンパクトなので東西短いのです。忘れずに回ってみてください。

駐車場の奥に入っていきます。
ここまで来ることは、アートイベントの時しかありませんね
散策路と近道の2つのルートがあります

おまけ

35 ヒッチハイカー季節(冬)

イベントはもう終わってしまいましたが、ちょっとだけ写真を。
「はじめまして、久しぶり。私たちは、冬」

15日の日曜日は雨模様の中、奇跡的にイベントの間は雨も暫くお休み
とっても暖かいイベントで、終わった瞬間ザーザー雨が降ってみんな何かを感じたはず
木崎湖キャンプ場と野外サウナ

36 NEO KAGURA

こちらも、一日目は大雨、二日目もギリギリでしたが、神様は雨とともに来るそうなので納得の天気です。

一日目は雨の中、満員御礼とのこと
雨の中、スタッフも観客もアーティストもお疲れ様でした
二日目は小雨ぱらつき始める位の良い天気、満員御礼!
地元神楽のエッセンスも取り込んでいただけました
二日間お疲れ様でした

私は関係者ではありませんし、地元での経験をもとに独断で記述をしています。間違えている部分もあるかもしれませんが、そっとコメント頂ければ直しますのでよろしくお願いします。

会期は11月4日まで、これからどんどん寒くなっていきます(そうでないと困る)ので、油断せずに防寒の準備はして来てください。また、イベントに伴って道に不慣れな方も、そうでなくても地域柄もあって高齢者の方も運転しています。思いやり、かもしれない運転でお願いします。旅行先で事故になっていい事は何もありませんからね。

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