見出し画像

「理学療法士だけどアプリ開発したい!」──そんな願いを後押しするAI、Claude 3.7 Sonnetの衝撃

「新しいリハビリ支援アプリを作れないかな?」
「プログラミングなんてやったことないし、時間もないし…」
――こんな悩みを抱えていませんか?

こんにちは、セラピストに向けAIの活用を推進している元理学療法士で現在AIコンサルタントをしている志水です。@shimizu__kota

セラピストの皆さんは臨床で忙しい上に、学会発表や家族との時間も大事にしたい。でも本当は、「このアイデアを形にしたい!」と思ったときに、アプリ開発という選択肢が頭をよぎることはありませんか?

正直、僕もセラピスト時代に「論文管理をもっとスムーズにして患者さんのための時間を増やせたら」と思ったことが何度もありました。

でも、プログラミングのハードルは高い……と思い、諦めていたアプリ開発が、「Claude 3.7 Sonnet」の登場で大きく変わりました。

「AIが開発サポートなんて、ちょっと怪しくない?」と思いつつ試してみたら、なかなかどうして――これが期待以上にすごかったんです。

こんなものが簡単に誰でもできます。(大げさじゃなくて、子どもでもできます)

https://claude.site/artifacts/9378aee8-7c2e-4bea-925f-4445ccff2202

Cloudeはこちら

からアクセスできます


なぜセラピストがAIを使ったアプリ開発に興味を持つのか?

まず大前提として、セラピストとしての知見をアプリに落とし込むことで、

・患者さんのリハビリ管理(運動メニュー、進捗記録など)をオンラインで簡単
・評価データの集計や可視化を自動化し、エビデンス重視の治療計画をサポート可能
・在宅ケアのモニタリングやセルフリハビリ支援

といった取り組みを個人レベルでも可能になれば個人の価値が相当上がります。

でもプログラミングとなると「何からやったらいいの?」というのが最大のハードルでした。

そこをClaude 3.7 Sonnetは破壊的に下げてくれる、というわけです。
先程のまとめ資料を一瞬でできるわけですからね。


Claude 3.7 Sonnetの3大ポイントを、セラピスト目線で見る

1. ハイブリッド推論モード

最初に聞いたときは「ハイブリッド推論?何それ?」と思いましたが、要はシンプルな質問(例:「こんな画面レイアウトはどう?」)にはサクッと回答、複雑な問題(例:「JavaScriptのコーディングロジックを段階的に見直して」)にはじっくりステップバイステップの推論を行う仕組みだそうです。

セラピストとして言うなら、「患者さんとの軽いコミュニケーション」VS「重症度の高い症例のリハビリ計画」という感じで、状況に応じて対応の深さを変えられる――そんな柔軟性を思い浮かべていただけると分かりやすいかもしれません。

さらに、複雑なアプリ構想をラフに伝えても、Claude 3.7 Sonnetがシンプルな部分は瞬時に、ややこしい部分は「拡張思考モード」で詳細に整理してくれるんです。

実際に作ってみたセルフエクササイズアプリについて


2. 高いコーディング能力

もう一つ強烈なセールスポイントが、「実務レベルのプログラミングにも対応できる」ということ。

先代モデルからコード解析や生成能力が強化され、たとえば「患者さんの進捗管理アプリを作る」というような要望にも、結構まともなコードを出してきます。

僕自身、業務管理アプリのプロトタイプを試しに作ってみたんですよ。
「患者登録機能をこう作りたい」と質問したら、しっかりReactのコードやコンポーネント構造の説明まで与えてくれました。「え、セラピストがここまでコード書いちゃっていいの?」って笑うしかないですよね。

でもAIが背中を押してくれると意外とできる。少しブラッシュアップすれば、それっぽいアプリとして動きます。


3. アーティファクト機能で成果物を可視化

ここが個人的に「便利だな~」と感じたポイント。AIが出してくれたコードや文章、さらにはWebレイアウト案なんかを専用ウィンドウでまとめて表示し、クリック一つでコピーしたりプレビューを見たりできるんです。

いわば「デザイナーやエンジニアと共同作業するときに、ある程度成果物をAIが下準備してくれる」みたいなイメージ。書いたコードをいちいちエディタに貼り付けて…という手間が減り、開発プロセスがかなり効率化されます。

セラピストである僕みたいな素人がコーディングしようとすると、無駄にファイルを行き来して混乱することが多いんですが、この機能のおかげで「アプリのUI案」とか「計算ロジックのコード」をひと目で管理しやすいんですよね。


出力能力の拡張で、長文・詳細解説もお手のもの

さらに出力トークン数が64Kまで対応するとかいう話もあり、要するに「長いコード」「詳細なアルゴリズム解説」を一度にまとめて生成できるってこと。

学会発表向けに画像処理アルゴリズムを検討しているセラピストの方や、複数の機能が混在するリハビリアプリを作りたい方には嬉しい。従来の短い制限では物足りなかった場面が解消されるんじゃないかと思います。


セラピストのアプリ開発が“現実的”になる理由

私たち理学療法士がアプリを作ろうと考えたとき、一番のボトルネックはコーディングの知識と時間ですよね。

Claude 3.7 Sonnetは、チャット対話で「こんな画面が欲しい」「ここで患者データを可視化したい」と言うと、それに近いデザインやコードスニペットを自動生成してくれます。

しかも途中で「ここをもう少し訂正したい」と頼むと、複雑なアルゴリズムを段階的に解説してくれる。

たとえば先日、僕が試しに「ROM測定結果のグラフをリアルタイム表示する小さなWebアプリ」のモックを作ったんですが、React + Chart.jsのコードをほぼ自動生成してもらったんです。

僕は細かいところだけ修正しながら動く形に仕上げられました。もちろん本格的にリリースするにはセキュリティやUI/UXをもっと詰める必要がありますが、“こんなに簡単にプロトタイプができちゃうの!?” という衝撃はデカかったですね。


具体的な恩恵:セラピストが作りたいアプリ例

  1. セルフリハビリ支援アプリ

    • 患者さんが自宅で行う運動プログラムをアプリ内で提示し、進捗管理をクラウドで共有。

    • Claude 3.7 Sonnetに画面レイアウトやボタンの配置まで相談できるので、開発の取っ掛かりがラク。

  2. 運動分析ツール

    • スマホで撮影した動画やROM測定値を入力すると、即時に可視化・解析する機能を持つ小規模アプリ。

    • AIが必要な数値処理ロジックやグラフ描画コードをまとめて生成してくれる。

  3. 学会発表や研究での実験管理アプリ

    • 被験者データ、測定したバイタルサイン、歩行速度などをまとめ、CSVに書き出す機能。

    • 複雑なアルゴリズム(たとえば統計解析やスコア算出)を段階解説モードで調整しながら実装。

こうした例を挙げただけでも、「今までは外注するしかなかったもの」を自分で少しずつ形にできる可能性が見えてきますよね。


注意点と“AI頼りすぎ”への戒め

もちろん、「AIがあるからプログラムのすべてを丸投げできる」というわけではありません。ロジックの正確さは最終的に人間が検証しなきゃいけないし、医療系アプリなら尚更セキュリティや個人情報保護は重要。

さらに、まだ出たての機能にはバグや不安定要素があるかもしれません。Claude 3.7 Sonnetが出した提案やコードを鵜呑みにせず、テストやレビューをきちんと行うことは言うまでもありません。


まとめ:理学療法士×AIのアプリ開発が、一気に現実味を帯びる

セラピストが**「こんなアプリあったら絶対便利!」**と感じる機能は数多いと思うんです。でも、いざ実装しようとするとコーディングの壁があった。しかし、今回のClaude 3.7 Sonnetのように、AIがコーディングタスクを手伝ってくれたり、複雑なロジックを解説してくれたりすると、ハードルがぐっと下がる。

特に、

  • 簡単なUIデザイン案

  • データベースとの連携

  • 長い処理や複雑なアルゴリズムのステップ解説
    こういった部分は、AIのアウトプットをベースに自分の専門知識を組み合わせるだけで、大きな可能性が拓けます。

「忙しい臨床の合間、数時間でちゃちゃっとプロトタイプを作れるかも?」
僕はそう感じたとき、正直ワクワクしました。だって今までは専門のエンジニアに頼まなきゃいけないと思っていたことが、自分の手である程度実現できるなら、患者さんに合わせた独自のリハ支援ツールがどんどん生まれるかもしれない。

もしあなたが、

  • アプリ開発に興味があるけど踏み出せない

  • コーディングなんて無理と思い込んでいる
    そんなセラピストなら、このClaude 3.7 Sonnetをうまく活用してみてください。わからないところはAIに尋ね、出力された成果物(アーティファクト)を試し、必要に応じて修正する。このプロセスを回すだけで、意外と「それっぽいアプリ」が動くようになるんです。

未来は、意外にもすぐそこにあるかもしれません。

いいなと思ったら応援しよう!