ヤバい!烏口突起のこれを知らないと◯◯してしまうかも
みなさんこんにちは
志水です(@echohuku)
タイトルがちょっと不安を煽る?感じではありますが…
テーマは「鳥口突起」です!
『ん?なんか地味だな』
『そんなに重要なの?』
このように思った"アナタ"
烏口突起のことを"全然"知りませんね
烏口突起には肩関節周囲の軟部組織が多く付着しますし
烏口突起の付近には重要な組織が走行しています。
なので、ここをしっかりと理解しておかないと
肩の治療(介入)をしているつもりが…
患者さん・クライエントの症状を「悪化」させてしまうことにもなりかねないので注意が必要です←今回のテーマの答えです。
では、
どんな重要な組織があるのかを見てみましょう↓
このように
烏口突起の内側や外側の"下方"には
多くの神経や血管が位置していますよね。
なので、ここを下手に刺激してしまうことで症状が増悪することも考えられます
というか僕は新人の頃にこの辺りをこねくり回して症状を増悪させてしまったことがあります^^;
なので、この周辺組織の位置関係をしっかりと理解しておくことはとても重要になります.
と、
いうことで本記事では
🔻【前半】
"烏口突起周辺の基礎"
🔻【後半】
小胸筋に触れる際の注意点(エコーを用いて解説)
ではまず
烏口突起の初歩的な部分についてお話をしていきます
烏口突起の向き
烏口突起は"肩甲骨の一部"ですよね?
さて
烏口突起はいったい"どこ"を向いているでしょうか?
ということで
こちらをご覧ください↓
わかりますか?
ちょっと考えてみましょう
答えです↓
そうですね。
烏口突起は"外"を向いています
知っていれば当たり前ですが…
"知っているつもりだった人"は
以外に多いんじゃないでしょうか?
でも大丈夫、この記事を読み終わる頃には
もっと多くの知識を得て、人よりも2倍、3倍烏口突起について
知ることになります。(なんか地味ですねw)
ただ、
こういった基礎は誰も教えてくれなかったりするので
これを機会にしっかりと学んでください.
烏口突起は灯台?
最初のスライドでお見せしたように
烏口突起の内側・下方には
🔻鎖骨下神経
🔻鎖骨下動脈・静脈
が走行します。
僕らセラピストはこの位置関係をそこまで重要視していないかもしれないですが…
”整形外科医”は手術時にこういった重要な組織を損傷しないように注意をしているそうです。
その時にこれらの重要な軟部組織を傷つけないように烏口突起を目印(ランドマーク)にするそうです。
そういった理由から
烏口突起は”肩の灯台”と呼ぶことがあるといわれています[1]
ちなみにエコーで烏口突起の内側を撮像するとこのうような感じになります
ここから先は
実践!ゼロから学べる肩肘の臨床
本noteマガジンはベテランの肩肘治療のスペシャリスト(理学療法士)4名が肩肘の治療特化した機能解剖・評価・治療などを実践に生きる知識・技…
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