小諸珍道中の巻
みなさんこんにちは。
旅行っていいですよね。
私は気分転換によく行きます。
あとは、病んだ時とかも行きますね。
そんな奴が、インドとか行ってしまったらどうなるんだろうなと思ったり。
人生観変わるどころか、人格も変わってそうです。
そんな所で今回は、小諸に行ってきたお話を。
経緯からまとめているので、ちょっと長いかもですが。
① 種まきの時期って思いがけずに
長野県の小諸市。
どこにあるか皆さん知ってますか?
長野県の東にあり、群馬県寄りに位置している街。
浅間山の麓にある自然豊かな街です。
ではなぜそんな街に行くことになったのか?
私、Facebookをやっているのですが、
少し前にある人と知り合いました。
70代のおばあちゃんなのですが、何かとお節介でして。
どんな流れか忘れましたが、ある日電話することになったんです。
ほぼそのおばあちゃんの独壇場でしたが。
内容としては、
いまその方がどのような活動をされているのか…
などについて。
童謡や詩を作成され、演劇もされている、多趣味な方でした。
その話の流れで登場したのが小諸市。
農業の活動の一環として、小諸で古民家を借り、寝泊まりしながら活動しているというのです。
その時は何とも思ってませんでしたが、後々、役に立つことになるのです。
② 機会はすぐ目前に
FDP(フューチャーデザインプログラム)という大学のプログラムに参加していたのですが、
そこで新しいサークルを立ち上げる!と声を上げた女子がおりまして。
内容としては、農業を行いながら、野菜を学生に提供し、学祭でも出店をするというもの。
プログラムに参加した女子が一丸となって活動するようでした。
あ、ちょうど農園知ってるなーと思い、
大学の最寄りの農園を紹介したんです。
その流れでその団体の設立のちょっとしたお手伝いをする事になったのですが…
まあ、紹介する流れで、色んな記憶を探り、どこかにきっかけはないのかなーと。
その時に思い当たったのが、小諸でした。
あ、あの時、農業やってるって言ってたな…と。
思い立ったが吉日、すぐに連絡。
すぐに返事が来ると、農園と古民家の代表者の方とお会いすることに決まりました。
③ 開花しちゃったんだよね
会うことが決まったらずっとその事について考えちゃうのが私という奴。
なんかもうウズウズしすぎて、
「よし!小諸行ってしまおう!!!」
となってしまったのでした。なんとよろしくない。
はしたないですよ牧野さん。
まあ、それが私の良さっちゃ良さなのですが…
実際、その話を代表の方と会った時にしたら驚かれまして。
「え?明日小諸行くの?…まじ?」みたいな感じ。
バス取っちゃってたんで、その初顔合わせその日の夜に小諸に向かいました。
④ 小諸、素晴らしいところ。
実は小諸に行ったのは初めてではなくてですね。
昨年の夏くらいに、長野旅行に行ったんです。
そこで小諸に行きました。
お城が好きってのもあり、小諸城だけ行きました。
なので、街は全く見てません。
今回は、街を中心に色々と見ていこーと思ったんですが、まだ小諸についていない時点でも驚きが。
今回改めて驚いたのは、しなの鉄道の懐かしさです。
ドアは自動ドアなんてものではなく、手で自分で開けるタイプ。
俺の田舎でさえ、ボタンで開けるタイプだったぞととても驚いたことを覚えています。
切符はしかも、駅員さんが切ってくれるタイプ。
Suicaなんぞ使えません。
なんと懐かしい。こんな昭和な様子が残っていることがもう愛おしい。
長野駅から1時間ほど電車に揺られ、小諸に着きました。
長野って結構寒いイメージを持たれている人も多いと思いますが、思いのほか寒くない。
聞くところによると、小諸は特に日照時間が長く、雨も雪も降りにくい気候だそうで。
かなり過ごしやすい気候でした。
小諸、驚いたのは坂の多さ。
小諸城は昔、穴城と呼ばれていたらしく、理由としては城下町より低い位置にお城があるからだそう。
小諸城の近くに川が流れているのですが、そこを谷とするように両側に山が広がっています。
よって、街には坂が多い訳です。
坂が多いということで、街の雰囲気を知るため、レンタル自転車に乗って観光することにしました。
遠くにそびえる山々を見ながらのサイクリングは圧巻。
都会とは比べ物にならないほど空気が美味しい。
更に驚いたのは、街が思った以上に栄えているという事でした。
駅前を切り取ってみても、閑散としている訳ではなく、趣向を凝らしたものがたくさん。
例えば、ドーム型の休憩場所。
住民たちの憩いの場となってました。
街の中のお店もオシャレなものが多い。
潰れることが予測される個人商店だけでなく、
あれ?下北沢?となるようなオシャな店も。
図書館や市役所にも行ったのですが、
若者が多く、憩いの場となっておりました。
理想的な田舎、という感じでしょうか。
生まれ変わったらここで育ちたいくらい。
高校生による探究プロジェクトも行われているようで、活発な街だなという印象でした。
⑤ 街の特産品
長野といえば、信州そばですが、それは小諸も例外ではなく。
信州そばのお店もたくさん。
加えて小諸で有名だったのは、お味噌でした。
1600年代創業のお味噌屋さんが経営しているラーメン屋さんに行き、ラーメンを食べましたが、これまた美味しい。
北国街道という昔の街道沿いには、そんなお店がたくさんありました。
加えて、日照時間の長く冷涼な気候を活かして、ワイン栽培が盛んだそうで。
最近は、街としてもワインを特産品として押し出しているそうです。
一気に好きになったなー、小諸。
地方創生を考えるにあたって、やはり、その町の事を愛するってことが大事だと思います。
ただ、口で地方創生だとか、地域活性ってのを言うのは簡単です。
言う前に、行動する前に、
まずはその街を愛する。
それが大事なんだなと、改めて思いました。
おそらく夏に小諸で合宿を企画することになると思います。
その時には自分だけでなく、参加者全員が小諸の街を好きって言ってくれるように、
私も頑張りたいと思います。
今日はこんなところで。
また次の記事でお会いしましょう。