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プロボクサーテストとライセンス種類【JBC】

 今回の記事ではプロボクサーになるために受けるプロテストの内容とライセンスの種類を紹介します。
 プロボクサーになるためには日本プロボクシング協会加盟ジムに所属し、健康診断を受けたのちにプロボクサー新人テストを受けなければなりませんので喧嘩が強ければプロボクサーになれるモノではないことを知ってください。


 本記事を書くのはアマチュアボクシング全国大会二冠、プロボクシングで日本二階級制覇の実績と日本トップで戦い抜いた20年のボクシング知識をより多くの人に知ってもらうメンバーシップと基本を重視しながら戦略面も含めバランスの良いボクシングを伝えるボクシングレッスンを行っている小原佳太です。

 現在このNOTEには僕のボクシング競技歴20年間で勝つために試行錯誤したボクシング理論や経験を投稿していて、更に詳しい小原佳太の拳闘理論はメンバーシップ限定にて公開していますの是非ご登録ください。

2010時点

 この記事は私がプロテストを受けたさいにいただいたJBC(JAPAN BOXING COMMISSON)のプロボクシングルールブックに基づいて書きます。

 最新情報はJBCのHPをご覧ください。

ライセンスの種類

 はじめにプロボクサーライセンスの種類について話します。
プロボクサーライセンスはA,B,Cの3種類。
 C級は4回戦(4ラウンド)までの試合を行うことができ、次にB級に上がると6回戦までの試合。
A級に上がると8回戦以上の試合を行うことができるので、日本王者や世界王者になるためにはA級ボクサーでなければなりません。

 私のライセンスもA級でした。

プロボクサーライセンス

プロテストの種類

 プロボクサー新人テスト、通称プロテストは日本プロボクシング協会に加盟しているボクシングジムに所属している選手が受けることができます。

 プロテストのはC級テストとB級テストがありますが原則C級テストを受験するのですがアマチュアボクシングにて実績がある選手にはB級テストを受験する資格があります。
 私もアマチュアボクシングで国民体育大会を優勝していたのでB級テストを受験しました。
 特例で日本史上初A級プロテストはオリンピック金メダリストの村田諒太さんだけです。

 今回の記事では9割以上の方が受験するC級テストについて記事にします。

受験資格

 2010プロボクシングルールブックによると受験資格は2つ。
・17~32歳
・コミッションドクターによる健康診断に合格していること
 また、未成年者は親権者の承諾書提出が必要です。

 健康診断は8項目。
・視力検査
・聴力検査
・血液検査
・血圧検査
・尿検査
・B型肝炎検査
・胸部X線検査
・CTスキャナー検査(30歳以上はMRI検査)

 参考にプロライセンス更新の為に私が行った検査項目と結果を載せます。

プロボクサー健康診断書

プロテスト内容

 プロテストには筆記と実技があります。
 筆記はルールや反則などの試験。
所属ジムでほぼ出る問題を確認できるので落とすことが目的ではなくてルール周知の目的でしょう。

那須川天心選手の筆記

 次に実技。
実技は同じ日に試験を受け、体格が近い選手との2Rのスパーリングを行います。
 ここでは勝敗ではなくてプロボクサーとして戦うことのできる実力があるかを見極めるモノなので、体感で負けたとしても受かる人もいればスパーリングを行った両者落ちることもあります。
 以前の合格率は6割ほどでしたがプロボクサー人口減少の影響か近年は合格率が上がっているように感じる。

 プロテストは動画撮影禁止ですがインターネット上に映像は出ている。
私も過去プロボクサー試験に同行したり、プロボクサー志望のボクシングレッスンを行ったこともあるので小原佳太の拳闘教室受講生から4名はプロボクサーが誕生しています。

プロテスト受験要項

 プロテスト受験要項も載せておきますのでご覧ください。

ボクシングレッスン

 日本二階級制覇の私は現在ボクシングレッスンを行いボクシングで何をすれば強くなれるのか、強い相手との実戦練習を提案しています。
 もっともっとボクシングを学びたい方や小原佳太に挑戦したい方は是非ボクシングレッスンを受けてください。


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小原佳太
僕の知識がボクシングが好きな人に届きますように。