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神絵を描くために葛飾北斎に頼った話



ごきげんよう、皆の衆。寝ても覚めても漫画の事ばかり考えているのにさっぱり描かない戸田です。


漫画家志望なんですけど、もっと絵が上手くなってから作品完成させたいといういわゆる「死んでも作品完成しないカス思考」に陥ってます。
 

ハイ。


練習する暇あるならとっとと原稿描いて仕上げて持ち込むなり賞に出すなりしてPDCAをぶん回すしかないのは分かってるんですよ(自戒)。

でも完璧思考が邪魔をしますね。あと寒すぎてやる気出ないですね。とりあえず気候のせいにしておきます。

ところでこの間思いついたんですよ。
短期間で画力爆上げするには神絵師の絵の描き方学べばよくね!?って。


誰でも知ってる神絵師……なんなら絵を描かなくても知ってる人がいちばん多い画家……そう!
葛飾北斎、時太郎、またの名を画狂老人卍!


調べてみたら葛飾さんの描いた絵の指南書が無料で閲覧できたので早速読みながら模写することにしました。
ありがとうネット!ありがとう北斎さん! 

↓葛飾北斎さんの指南書前編のリンクです。 


以下、模写と気づきのページです。


実際に模写してみると、発見だらけで目からウロコ出まくって後始末が大変でした。えぇ。

○模写時の作業環境

iPad12.9とプロクリエイト。
Split Viewにして資料を表示。
プロクリなら線を描いたままペンを離さずにいると
勝手に線を直線や円に補正してくれる。
だから私は、Procreate。

てか、そもそも下書き描くのがムズいんじゃ!って方は
①比率に気をつけながらよく見て描いてみる
②下書きはトレースしちゃう
                                   どちらかやってみて下さい。


江戸時代、葛飾北斎は既に「ネガティブシェイプ」や「簡単な図形に置き換える」という令和のイラストに通用する技法を編み出していたんですね。天才すぎる。

絵を描き始めた皆さんは「○○の描き方」とか「これで○○が上手くなる!」みたいな本に課金する前に、1回葛飾北斎の指南書読んだ方が絶対いいすよ。

文字は江戸時代のものだからぶっちゃけ何言ってるかわかんなかったんですけど、(有識者の方何て書いてるか教えて)

絵と図解だけでも葛飾北斎さんが何を伝えんとしているかよーくわかりますから。

見て、手を動かして、少し考える。

これだけで何か描ける人に近づいた気がします(プラシーボ効果)。

デジタルで書くとなんのペン使ったかすぐ分からなくなるのでメモするようにしました。模写しつつ気づいたこととか脳裏に浮かんだものもメモしていきます。
だから私は、Procreate。


多分、葛飾北斎指南書模写した後に「○○の描き方」みたいな本とか、YouTubeの絵の添削動画とか見た方が頭にスっと入ると思います。
気になった方はやってみて下さいまし。


分割ラインが天才すぎた。なんで江戸時代にこんな技術確立しとるんや……150年前……恐ろしい年……!
そして私は、Procreate。


突然描いた日付が変わるのは社畜の性ですね
賃金アップのない年末年始労働、地獄でした
鳥可愛い
個人的にヒョウタンのあたりのとり方感動です
目からウロコ出まくって今ウロコ枯れてます。



おまけ(ビフォーアフター)

では締めに葛飾先生の指南書模写の結果を見ていただきましょう。

指南書模写前〈before〉


指南書模写後〈after〉

あーいいですね。比率が合ってるか否かで、同じキャラでもこんなに違いますね。
比率さえ合ってればそれっぽくなるの最高ですね、絵、やはり楽しいです。

てかなんでイラスト比較がグレシャムなんってつっこまれそうですが、ちょうど模写始める直前に読み始めてたまたま描いた絵が彼だったからです 
赤ちゃん良いですよね

気になった方は読んでみてください(隙あらば布教するオタク)

 
まとめ

絵は比率が大切

簡略化してみると複雑な物でも描きやすくなる

ハイパーインフレーションは面白い
                                                                            以上。




これから定期的にnote発信していこうと思います。読みやすかった、タメになったと思ったらコメントなどしていただけると嬉しいです。

コピーして、壁に貼ります。

それでは。

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