HCD-Net東海 2019年 UXデザイン連続セミナーDay2 2019/09/14
9月14日(土)はHCD-Net東海 UXデザイン連続セミナーの2日目。
前回デプスインタビューで得たデータをKA法で価値抽出し、価値マップにしていきました。
ワークショップの様子
初めに井登さんからKA法の概要のレクチャーがあった後、
具体的な手順のレクチャーは今回は自分から行いました。
昨年12月22日の補講で同じ内容を行ったので、その内容からブラッシュアップして資料は作りました。
価値の抽出って難しいので(自分も6年ぐらい前に安藤先生のセミナーを受けた時全然出来ませんでした)まずは練習をしてから、実際のインタビューデータから価値を抽出。
その抽出が適切かどうかを各チームの担当メンターがチェックしながら、価値マップの形にしていきます。
ここでの価値抽出や解釈は重要なので、予定時間よりオーバーしましたが、時間をかけながら行いました。
こうやって常に向かうべき目標を掲げながらやるのは重要ですね。作業に夢中になってすぐ忘れちゃうから。
安武先生にいつも言われているらしいw
今回学んだこと
ワークショップはまずは終わらせることが大事だと言っていますが(もちろんそれも大事)
実際の業務では価値マップを作り上げることが大事なのではなく、価値マップを通して、インタビューした心の中を解釈していく作業か1番大事だということ。
ある手法をやっているとついその手法をやることが目的化するのはよくある話で、価値マップもそうなることはよくある。
やることが目的ではなく価値マップを通してユーザーへの理解・解釈が深まることが第一だということ。
見た目上は進んでいそうでも、やっている本人的にはまだ浅いと感じていたり、見た目上混沌としているチームでもチーム内の理解・解釈はどんどん進んでいることもある(後はそれをその先思い出せるように形にしていくだけ)
この作業を通してチーム内のユーザーへの理解・解釈が進むのが1番必要なことだということを実感しました。
価値マップを通して
今回のテーマは「キャリアを通した継続的な成長のためのソリューション」働くことやキャリアについてインタビューして、その人の心の中をのぞいていった。
そうすると色々なことが見えてくる。セミナーの受講者の中でインタビューしたので、学びについては積極的な方が多いが、それ故に現状の自分の位置やこの先のキャリアについて悶々としていることが多い。
世の中にはおそらくそんな悩みを持ってる人は多くいて、行動を起こせている人、いない人様々いると思う。
実はこの秋(冬になるかも)に名古屋で大きなデザインイベントをHCD-Netではなく有志でしようとしている。そのイベントの設計のためにもリサーチをして、ペルソナをいくつか作りました。
今回の価値マップの中身はそのペルソナに通じるところが多いので参考にしよう。
そんな悩みを持ってる人の後押しになるイベントになればいいし、どんな形でもいいので、そういう人を応援したいと思いました。
毎回楽しい懇親会
懇親会の会はキャンプがテーマの居酒屋。オシャレなお店だった。
ただタピオカ飲み放題があって楽しみにしていたが、それは女子会だけだけらしい…残念
次回も2週間後と間がないが、頑張りましょう!
■みなさんのブログ
参加者の清水さん:UXデザインセミナー2回目 KA法・ペルソナ分析
参加者の前川さん:UXデザイン連続セミナー2019 Day2
参加者の秋田さん:UXデザイン連続セミナー(第2回)
参加者の杉山さん:HCD/UX/サービスデザインStep2
■2019HCD-Net東海UXデザイン連続セミナーアーカイブ
08月31日(土):Day1 UXD概論/実践的デプスインタビュー技法
09月14日(土):Day2 価値の構造化とペルソナデザイン
09月28日(土):Day3 ユーザー体験の俯瞰的な可視化によるアイデア発想手法
10月19日(土):Day4 キーモーメントの策定・具体化とアイデアの拡張思考
11月09日(土):Day5 プロトタイピングによるエバリュエーション手法
■2018HCD-Net東海UXデザイン連続セミナーアーカイブ
07月07日(土):Day1 実践的デプスインタビュー技法
07月28日(土):Day2 価値の構造化とペルソナデザイン
08月25日(土):Day3 ユーザー体験の俯瞰的な可視化によるアイデア発想手法
09月08日(土):Day4 アイデアを拡張する思考法
11月03日(土):Day5 プロトタイピングによるエバリュエーション手法
12月22日(土):補講 デプスインタビューと価値の構造化