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大塚レンという偶像

 レンちゃんは野球で喩えるなら、豪速球投手だ。変化球は一切いらない。上杉達也だったり茂野吾郎みたいな、漫画の世界から飛び出してきたような存在である。
 という訳で、シンプルに強さが伝わるよう画像は鷹を選んだ。

 実は僕が初めてビドバを見たのは1/6で、その時レンちゃんはお休みだった。メンバーがもう一人いるという事は当然知っていたが、その一回の印象でくむちと悠ちゃんがパフォーマンスの中心だろう、という認識になってしまっていた。
 まさかこんなエースピッチャーがいるとは思わず、ビックリしたのが2/25のライブ。言っといてや、いるんやったら。革命の背中合わせも、歌いながら後ろ向きでめっちゃ位置調整するし。大塚ハンパないって!

ストレートで全てをねじ伏せる

 レンちゃんと言えば黒髪ボブカット。シンプルだが頭の形が綺麗だし、こまめに美容院に行っているのか自分でレタッチしているのか、安定して綺麗なボブの形だ。あと忘れてはいけない、専属スタイリスト・梅崎結由さんの手腕。
 ステージ上ではいつも笑顔で、あるいはドヤ顔で、楽しく自信満々に歌っている姿が印象的。自分のソロパートでなくても、口パクしながら楽しそうにしている。ナチュラルボーンアイドルと言っても過言ではない。
 GPGのソロパートでも「駆け引きは必要ないの、ねじ伏せてやりたいだけ」と歌っていて、これはレンちゃんのために作られた歌詞なんじゃないだろうかと思う。作詞はもちろんヨロコビ氏。やっぱり確信犯に違いない。
 全てをねじ伏せるような声量、ゆらめく炎のようなビブラート、そのパワフルな歌声はプロデューサーやメンバーからも認められているようで、サビ終わりのロングトーンはほとんど全て任されている。例外は人間の成分の「もう一度だけ始めましょう(真子ちゃん)」くらいだろうか。
 そんな彼女のSNSの投稿は「ふんふん!(※鳴き声)」「おーはーよ!」「会いたい!」「ほんじつ!(ライブ告知)」「見て!(自撮り)」など、びっくりするほどシンプルな投稿がメインだ。見事にかけ引きしてない(笑)。

 しかし、これで「アホっぽい子」「不思議ちゃん」なんて思ってしまう人は早とちりだ。ちょっとした言いまわしやすれ違いなどで人に不快な思いをさせないように、またはスティーブ・ジョブス的に自分のコアな部分以外にエネルギーを使わないように、などといった理由があって、あえてシンプルな単語、文節にしているのではないだろうか。
 僕がそう思うのも、実はレンちゃんはブログに4つか5つくらい記事を書いていたことがあった。今では非公開になってしまったので紹介することができないが、ちゃんとした文章が書けていた。覚えている限りでは、Kingfisherのジャケットで鳥が立っている台?みたいなのはPS4を見ながら描いた…なんて話があった。これを読んだために、僕は当初「大塚レン」のキャラを掴みかねていたのかもしれない。
 下記は今でも読める梅ちゃんのnote。アカウントは梅ちゃんだか、途中からレンちゃんが書いている。

 「こんな普通の文章書けるんだ!」と思った人もいるかもしれない。特典会でも突飛な発言があったり、意味不明のチェキコメントがあったり…なんて話も聞くが、おそらくそれもレンちゃんなりのロジックがあっての事ではないだろうか。話している最中に「この人○○に似てるな」「服が○○だ」と別の事が気になってしまったとか。少なくとも、僕の知ってるレンちゃんは理路整然と会話が出来ていた。もしかしたら、僕がガチガチに緊張していたので、その姿を見て落ち着いて話せたのかもしれない(笑)。

メンバー愛が強い

 ○○ちゃんのメンバー愛が強い、という話を僕は各所でしているが、レンちゃんのメンバー愛も非常に強い。
 くむレン姉妹などと言われるようにくむちとの仲は鉄板だし、悠ちゃんは家が同じ方向(少なくとも同じ電車で帰る)なのかよく遊ぶらしい。梅ちゃんはスタイリストだし、玲夏ちゃんとはうどん仲間、真子ちゃんはあまりエピソードを知らないが誕生日に「これからもずっと一緒に生きようね」とポストしていた。マイペース・マイウェイに見えて、愛が重たい。

偶像としての「大塚レン」

 豪快でパワフルな性格のように見えて、実は繊細なところもあるんじゃないかと思わせる面もある。例えば以下の動画では借りて来た猫のような態度だし、カメラを怖がっているようにさえ見える。

 これは僕の想像の話なのだが、「大塚レン」というのはレンちゃんの中の理想のアイドルを具現化したキャラクターなのではないだろうか。そもそも、「レン」は前世から引き継いだ名前だし、「大塚」は梅ちゃんが提案したとnoteに書かれている。少なくとも大塚の部分は芸名であることが判明している。
 よって、本名の(本来の)自分とは似て非なるキャラクターを作っていきたい、と考えている可能性もあるのではないだろうか。そう考えると腑に落ちるところがいつくかある。

 例えば、このHASYAGE FESの写真ではせいいっぱいハシャごうとして、顔を真っ赤にして照れているように見える。
 ファッションもイメージ通りの活発なオーバーオールなども着ているが、幅広く色々なコーディネートを楽しんでいる。ただ、僕の目には少し白い服やフリルが付いているガーリーな服が目立つように見える。浴衣の時にもフリルだった。くむちとサンリオピューロランドに遊びに行くし、特典会ではメジェド様をぶら下げているし、様々な物証を積み上げていくと、ステージの下の性格はかなり乙女なのではないか、という結論にたどりつく。そういえば、星座は…しし座だった(8/7生まれ)。

まとめ

 どれが素の姿だ、本物のレンちゃんだ、という議論は野暮なので、考察はこのへんにしておく。僕が言いたいのは、

レンちゃんのキャラはステージ、特典会、SNS、オフショット…で一貫しているように見えてギャップがある。でも、どれもかわいいよね!

 という話に落ち着く。そもそも細かい話を突っつきだしたのは誰かって話なんだけど(笑)。こまけえ事はいいんだよ!

 それでは最後に個人的ベストショットのレンちゃんでお別れです。また次のメンバーピックアップ記事で会いましょう!
 会いたい!無理!今すぐ―に、あーあー

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