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「私中毒」診断書(歌詞考察です)

 お気付きの人はいただかろうか。Lonsome Recordの公式ページ(URL)ではこの曲は「My Addiction」となっている。

 これを「私中毒」の英訳と解釈すると「私の中毒→私が中毒者です」みたいな意味合いになるのだろうか。曲のわちゃわちゃした雰囲気から勝手に「私(アイドル)中毒になれ!」って可愛い内容かと思っていたが、実は逆にオタク側が「私が中毒なんです」って訴えている意味合いの方が強そうだ。
 今回はそこをとっかかりとして進めていきたいと思う。
 ちなみに、「人間の成分」の場合は「Human_Components」となっていて、これは素直に人間の成分だった。「Lighter」はもちろんそのまんまだし、「夜風」もこれまたそのまま「Yokaze」だった。英訳していないのには意味があるのかもしれないが、それまた別の記事で。

「一人の時間が欲しいんだ」とかね
とりあえず言ってたお年頃の僕
あの時はまだこんなウィルスが身近にあるなんて知らず
はい、じゃあちょっとチクっとしますよ
先端恐怖症です!優しく!
3、4日は絶対安静です
さっそく禁断症状が出てきた

vividbird「私中毒」

 コロナとワクチン接種を思わせるAメロ&Bメロはダブルミーニングなのだろうか。
 前半は一人が楽なんだよって言ってたらコロナ禍で会いたくても会えないようになってしまった、というように解釈できる。加えて、この後の歌詞を読んでいくと、人と会うのが苦手(と思っていた)なオタクが、ふとしたきっかけでアイドルにハマってしまったようにも解釈できる。
 後半はコロナ禍ルートならワクチン接種だし、オタクルートならワクチンではなくオタクウィルスを注入されてしまったのだろうか(笑)。

まだちょっと刺激足りない
僕を狂わせる表情や仕草、言葉の節々に
何故だか求めてる自分が怖いよ
モルヒネじゃもう役にも立たないの
さらに強力な薬をください
病名「私中毒」

 1番のサビで初めてウィルス云々は喩え話なんだとわかって安心?する。
 素直に解釈すれば、異性(のアイドル)に夢中になって自分でも怖いくらいハマってしまった。モルヒネも効かないくらい「痛い」奴になってしまった。その病名は「私(アイドル)中毒です」と、アイドルから告げられるのだろうか。
 引っかかるところがあるとすれば、歌詞の主人公の一人称が「僕=(男性)」なので「モルヒネじゃもう役にも立たないの」と言っているのは女性=別の人なんだろうか。
 オタク「まだ刺激が足りない、自分が怖い」
 アイドル「この人モルヒネも効かない痛いオタクです。更に強力な薬(曲とか衣装とか企画とか)をください」
 というふうに解釈すれば、意味としては通るかもしれない。

「手が震えてるどうしたの?」
やめて、神経性なんちゃらかんちゃらで
そんなに見つめられたら余計に
体中が震え上がる

 手が震える+神経性疾患(なんちゃら)というと、代表的なのはパーキンソン病だ。簡単に言うとドーパミン受容体が少なくなって、運動機能が麻痺し、最終的には車椅子、寝たきりから衰弱して死んでしまう。
 そのパーキンソン病にかかりやすい性格と言われるのが非社交的な人、病気の治療に用いられる鎮痛剤がモルヒネ。なんだかピースが組み合わさってしまった。
 しかし、安心して欲しい。すぐに「そんなに見つめられたら~」と恋愛要素が入っているので、あくまで喩え話ということなんだろう。そもそもパーキンソン病はウィルス性の病気ではないし。という訳で、実在の病気との関連はいったん忘れて欲しい。

はい、じゃあどうぞ結果報告を
全然悪化している気がします
最終段階ステージ5
馬鹿につける薬はないのかな?

 前半は二人の人物が会話している。ここは特に考察するところがないのでスルーしたい。

取り返しつかないくらい振り回されたい
反抗と言い訳発作のように出てます
気にせずあなたの思うがままに
180度昨日と違うのに
更に魅力的でどうかしてる
噂の「私中毒」か?

 ここは状況が目まぐるしいので、僕の解釈で。
 オタク「アイドルに振り回されたい。(理性に対して)反抗と言い訳が止まりません」
 アイドル「気にせずあなたがしたいようにしよう!」
 オタク「昨日(SNSで見た自撮り投稿)とは180度違うのに(水平反転)、(今日特典会で見た実物は)更に魅力的でどうかしてるぜ!僕も私中毒か?」
 どうしてこういう解釈になったの?と説明していきたいけど、長くなるので気になる人はコメント欄からお問い合わせを。

去年の春頃からの異常な症状
ネットの検索結果は「Just two of us」
なりふりなんて構ってられないの
(1サビ繰り返し)
診察の結果は 僕は「私中毒」

 ここは僕の気に入っている歌詞。「去年の春」というと2023年3月。vividbirdのデビュー月である。つまり、この歌詞の主人公というのはビドバオタクの君なんだよ!と指を差されてしまったのだ。ヨロコビさんの気が利いている。
 続いて、(「私中毒」について)ネットで検索したら「Just two of us=私たち2人だけ」というのがちょっと難解だ。矛盾がないように解釈すれば、オタクとアイドル2者(双方)という意味でtwoが使われているのだろうか。 
 トリリンガル梅崎さん、和訳を、和訳をください。
 ともかく、検索結果が2件だけでは話にならない。なりふり構わず行動するっきゃない!というところで1サビをほぼ丸々繰り返してこの歌は終わる。

まとめ

 現在23時。もう眠いので乱暴にまとめてしまおう。(そもそも5日くらい考えても他に浮かばなかった)
 
 オタク「去年の春ごろからビドバに夢中になっています」
 ビドバ「私中毒かな?」
 オタク「ライブに行かないと禁断症状が出ます。見つめられると震えます。日に日に悪化してます」
 ビドバ「耐性がついてますね。もっと強力な曲や衣装やライブ等の企画をください」
 オタク「僕はビドバ中毒です」

 こんな感じだろうか。
 今までの考察と比べるとだいぶざっくばらんになってしまったけど、これで終わります。まだメンバー個々のnoteも半分しか書けてないので! それではまた。


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