僕とみょんちゃんの思い出

はじめに

 僕自身も辛くなってしまうので、あまり触れたくなかったのですが、別のファンの方の熱量にやられてしまい、急遽書いています。
 とはいっても、3か月程度の浅いファンなのであまり書けることはありません。わずかですが、記憶のあるうちに書き記しておこうと思います。

 僕が最初にRingwanderungを見かけたのは「リミスタ」の広告でした。おそらく、時期的にHURRICANEのライブCD発売記念の時ではないでしょうか。推しているバンドのCD(サイン会)を探しに行ったときにたまたま見つけました。その時は「すごいビジュアルからオーラを感じるな」と思い、Youtubeチャンネルの登録まではしたんですが、動画は見ずにそのまま放置してしまいました。
 ところが2023年11月3日、運命を変える動画が投下されました。今のところリンワン唯一のバンドセットワンマン「HURRICANE」のライブ映像です。前述のように僕はバンドが大好きで、自分でもギターやベースを弾いていますので、バンド+アイドルという組み合わせはカツカレーのようもの。迷わずに再生しました。

ファーストインプレッション

 ここで色々感想はあるのですが今回は割愛して、みょんちゃんの話題についてフォーカスしていきます。
 最初の印象としてはおそらく多くの人と同じく、皆歌が上手いな、特に倫子ちゃんとみょんちゃんが凄い、と思いました。特に衝撃的だったのはソロパートで、ソロシンガーがバックダンサーを従えて歌うように、「ここは私のステージ」と言わんばかりに自己主張してくるところです。全員がそういうスタンスでしたが、特に顕著だったのがみょんちゃんでした。
 それまで、アイドルと言えば横一線で皆で同じダンスを踊るのが基本だと思っていたのですが、リンワンは違いました。ソロで歌っているメンバーとそれ以外のメンバーで、明らかに踊っているダンスの難易度が違う場面が何度もありました。
 最初の衝撃は「ハローハロー」でした。落ちサビでしっとりさせたかと思えば「ケチなプライドを守るために~」と声を張り上げて一気に会場をヒートアップさせていく。完全にバンドの立ちボーカルです。しかも、カリスマとしてバンドを引っ張っていくタイプの。
 かと思えば、倫子ちゃんの歌が始まればバックダンサーに徹する。まるで見たことのないパフォーマンスでした。
 二度目の衝撃は「ササル」です。このライブのカメラアングルでは、みょんちゃんがAメロで一度見切れるのですが、Bメロはソロパートなので、当然カメラが戻ってきます。
 あれ?
 さっきまで着ていた衣装がありません。見切れている間にノースリーブになっていました。そんなのアリなんですか?アイドルがライブ中に衣装を脱いでいいんですか。知りませんでした。
 そこからのみょんちゃんはご存じの通り、ブーストがかかったように激しく自由な動き、更に感情のこもった表情と歌になりました。これはそうか、ピッコロ大魔王が重たいターバンとマントを脱いで強くなるあれだ。それをリアルにやる人がいるとは、全く考えが及びませんでした。
 とにかく、今まで自分がアイドルに抱いていた固定観念が次々とぶち壊されていきました。基本に忠実に楽曲が良くて歌が上手い、でもそれ以外はことごとく型破り。たぶんどこのグループが真似したくてもできないアイドル。これは推すしかないと心に決めました。

現場へ

 さっそくスケジュールを調べ、行けそうなライブを検索します。全盛期のライブバンドのようなスケジュールの詰まり方、軽く年間100本以上はありました。先にバンドやら声優のライブが入っていたので、なかなかこれだ、という日が決まらなかったのですが、友人と忘年会をする予定が流れた、12月23日に決めました。
 今までアイドルは動画だけ見て済ませていた僕にとって、特典会は初めての体験。とにかくレギュレーションを読みこみ、知ってますよという顔でドキドキしながらの参加でした。
 列形成が始まると、みょんちゃんはすごい行列で一瞬で気が引けてしまいました。Xのフォロワーが一番多いのは知っていましたが、これほどまでとは。そもそも僕は陽凪ちゃん推しなので(※本記事の都合上、陽凪ちゃんの良いところは全カットしました)、その日は陽凪ちゃんと倫子ちゃんにご挨拶して帰りました。
 続いて1月6日にも見に行ったのですが、その日は楽器屋へ行くのがメインの用事だったので、陽凪ちゃんのみ。やっぱりみょんちゃんはダントツ人気なんだな、と思い会場を後にしました。
 その間にも僕がXでリンワンの曲が凄いんだぜ、と紹介する度にみょんちゃんがいいね!してくれて、さすがにご挨拶もなしは無礼というもの。と思い、1月21日、雨の日比谷公園の日に初めてみょんちゃんの列に並びました。
 その頃にはみょんちゃんに対するイメージが強い、近寄りがたい、から実はポンコツなところもあり、おいしそうに食べる姿がいい、と変わっていたのも大きかったです。

最初の、そして最後の特典会

ここはあえてセピア色で

あ「今日は3回目のライブなんですけど、初めてササレました(ササルが聴けました、と言いたかったらしい)」
み「おにぎりアイコンの人だよね?てか、はじめましてだよね?」
あ「あっ、そうです。はじめまして」
み「(1回目や2回目の時も)来てくれれば良かったのに」
あ「いやぁ、いつも列が凄いので無理だな、って思っちゃって」
み「私たち、今日が初めての野音なんですよ」
あ「あっ、ソウデスネ…」
(この辺から人見知りを発症して記憶が曖昧)
あ「これからも、リンワンだけを応援してるので、よろしくお願いします」
み「ありがとう、またね」

 おそらく、こんな会話だったかと記憶しています。そもそも、僕は初対面の人とまともに話せない(何回か会えば普通に話せます)ので、この時も物販→今Pとじゃんけん→陽凪ちゃん→みょんちゃんと回って、まだ特典券も時間もあったのにHPが尽きてしまいました。

 せめて、フォロー入れておこうと思ってポストしておきました。これにもみょんちゃんはいいねしてくれました。
 優しいし、アイドルとしてのスキルも高いし、何よりもステージでのパフォーマンスが良い。また特典会に行ったらみょんちゃんの列に並びたいな、と思ったものでした。
 アイドルに卒業と解散はつきものだ、とは常々思っていましたが、まさかこれが最後になるとは思いもよりませんでした。

最後に

 4月12日に非アイドルオタクの友人とライブを見に行く約束をしていたので、今回の脱退のことを最低限にかいつまんで話しました。
 すると、「彼女のような一人で客を呼べる人は、グループにいる意味を感じなかったんだろう」という意味のコメントが返ってきました。彼の中ではみょんちゃんはカッコいいスターのままなんだろう、と思うとそれ以上は言えませんでした。

みょんちゃん、君は最高に強くてカッコいいスターだったよ。


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