vividbird「Lighter」歌詞考察
歌詞の発表どころか、配信もまだですが、考察していきたいと思います。この曲は炎がゆらめくようなフリがあったり、手の平をクルクル表裏にしたり、歌詞の世界を反映するようなダンスが印象的です。また、レンちゃんの独特なビブラートがこの曲の炎のイメージとマッチしています。
アイドルの歌というと、主人公が高校生くらいのイメージが強いのですが、vividbirdの歌は「人間の成分」といい、しっかり成人女性してますよね。メンバーのキャラクターとのギャップが良いです。
何で配信もされてないのに歌詞を書き出せるのか?ってツッコミも来そうですが、それはもう、vividbird愛ですよ。ただ愛です。PoPPitの配信を毎日鬼リピートしてました。
音源を聴きながら歌詞に起こしたわけではないので、今までより聞き間違いの可能性が高く、機会を待っていたのですが、待ちきれませんでした。ここでリリースします。
頭
まずは情景の描写から入りました。僕が直感的に想像したのは、「燃える火曜日」ですね。
彼氏の浮気現場を目撃し、立ちすくむ主人公。彼は右目で彼女を見たものの、気付かないフリして通り過ぎていく。その場で遠ざかるのをずっと見つめているしかなかった。
火曜日の主人公と比べると、この人はずいぶん気が弱い気がします。
頭の「ほらね」から、唐突に現場を目撃したのではなく、うすらうすら察してはいたものの、遂に見てしまったという状況でしょうか。
1番A~B
前半は都会の雑踏を表現しているのでしょうか。人はたくさんいるのに「誰も気付きもせず」と主人公の孤独感を表現しています。
「夜が煌いて」と言っていますが、これは泣いています。でも泣いていることを認めたくないので、あえて夜が煌いて(視界がぼやけている)と表現しているんです。
1番サビ
これはちょっと自信がないのですが、現実逃避=眠りと表現しているのでしょうか。「王子様などいなかった」という現実を突きつけられて、早く帰って泣きたいという気持ちがあるものの、このままでは帰りたくない、帰れないという気持ちが勝っています。
2番
1番とほぼ同じような情景で、あまりストーリーも展開していません。ところが、細かく違っていて主人公の心境が変化していることがわかります。
慣れない煙草を吸って現実逃避していたのが、火を消していますし、夜=暗い気持ち?を閉じ込めて街へ溶けていきます。
また、1番のサビでは「王子様なんているわけないのに」だったのが、2番では「いるわけないの」と自分に言い聞かせているようです。状況は何も好転してはいませんが、主人公の中で気持ちの整理がついて、前に進もうとしているところでこの物語は終わります。
もしかしたら、セットで発表された「夜風」と2曲合わせて1つのストーリーになっているのかもしれませんが、こちらはごっそり聞き取れていない部分があるので考察はできていません。配信開始が待たれます。