うつ病と診断されました
11月9日、うつ病と診断された。
まさか自分がうつ病になるなんて考えたこともなかった。
私は21歳の社会人。出身は青森県。小さい頃から都会への憧れが強く、高校を卒業したら絶対に東京に行く、と決めていた。高校を卒業後、親元を離れ一人で上京し観光バス会社に就職した。そこでは労働時間と賃金が見合っておらずすぐに退社。働くことの辛さ、実家でどれほど恵まれていたのかを実感した。
しかし、東京という街自体には1ミリも嫌なことなどはなかった。仕事で疲れている時、寂しくて大きな音が常に流れている渋谷に行った時、友達と遊んでいる時、街ですれ違う人はみんな私と同じような顔をしていたからだ。だから実家にはどうしても帰りたくなかった。
私は次に販売の仕事を始めた。1年経つ少し前から無理なのに出来ますと言ったり、自分一人で抱え込んだりするようになった。
ある日、仕事に行く直前涙が止まらず家から1歩も出ることが出来なかった。本当に急に仕事に行けなくなったのだ。職場に連絡を入れお休みを頂いたが1日では治らず、布団の中に籠る日が続いた。自分では既にもしかしたらうつかもしれないと感じていたがどうしても認めたくない自分もいた。しかし、夜も眠れなくなり涙も止まらず死にたいと思うようになりこのままじゃ私は死んでしまう。そう思い病院に行くことにした。診断名は重度のうつ病だった。
まさか自分がという気持ちと病名を知れて良かったと言う気持ちがあった。薬も貰い、よしこれで治るんだも思ったがそんな簡単ではなかった。薬を飲んでも毎日辛く、死にたい、でも生きたいと思う毎日が続いた。あんなにキラキラして見えた東京の街も人も嫌いになった。怖くなった。
診断されてまだ10日。
これからどんな日が待っているのだろう。そんな日常をこれから書いていこうと思う。
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