見出し画像

ジェームス・ブラウン「ソウル・パワー」

こんにちわ。ちょっと今日は小ネタを連投です。

ジェームス・ブラウン!この名前を知らない音楽ファンは少ないかと思います。しかし、活動期間が長く多作であったために、時期によって音楽性がかなり違います。例えれば、手塚治虫やピカソみたいなものです。

ここでは、ファンク・ミュージックの側面に絞って述べます。

ジェームス・ブラウンといえば、キング・オブ・ファンク。このファンクの誕生には天才ベーシストの存在がありました。その名はブーツィ・コリンズ。彼はジェームス・ブラウンの専属バックバンド、JB'sに1970年から1971年の2年ほどプレイしていました。

わずか2年だったブーツィー・コリンズ在籍時のジェームス・ブラウンは、セックス・マシン、スーパーバッド、ソウル・パワーなどのファンクの名曲、大ヒット曲を連発。ライブは狂乱の海でした。

ファンクの一つの到達点は、名曲ソウル・パワーに刻まれています。

このベース、何なんですかね。セックス・マシーンよりもより有機的で捉えどころないメロディ(?)。

「LSD等の薬物使用のため、ブーツィーはステージ上にあってもたびたび幻覚をみるようになった。1971年のある日、自分のベースが蛇に見えたブーツィーは演奏を止めてステージから逃げ出してしまい、ジェームス・ブラウンに解雇された。」(日本版WIKIPEDIA)

蛇!!なんとなく分かりますね~!!なんか蛇が地面を這って進むようなベースですよね!!自分で弾いていながら怖くなった、という薬物中毒者あるあるなエピソードです。

この後、ジョージ・クリントンのパーラメント・ファンカデリックに出入りしたりして、最終的には自身のブーツィーズ・ラバー・バンドに落ち着きます。

でも私には、やっぱりジェームス・ブラウンと一緒にやっていた頃が一番輝いていたように思えます。わずか2年間でブラックミュージック100年の歴史を塗り替えましたから。

このソウル・パワーという曲、Maceo&The Macks(JB’sのミュージシャン)によって74年に再録されたヴァージョンでは、赤ん坊の泣き声とキング牧師の演説が聴こえてくるのも印象深いです。

頂けるなら音楽ストリーミングサービスの費用に充てたいと思います。