AcousticKatharsisシステム

 この間8/24に26歳を迎えました。まだお祝い待ってます。全然待ってます。特に何も貰ってないです。待ってます。

 次の日8/25は東北大学フォークソング研究会50周年ライブがございました。私はkatharsis blewというバンドと、FolkSongAcousticKatharsis名義で弾き語りをしました。その時の弾き語りシステムを紹介します。

使用ギター

後輩に譲り受けた

 Tomson GW-25です。Tomsonは聞き馴染みのないメーカーかと思います。どうやら70年代に通信販売で販売していたブランドで、製作自体は木曽鈴木バイオリン製のようです。スクエアインレイが特徴的です。
 見た目通りMartinのドレッドノートが元のモデルでしょう。普通にD-28かな?トップはスプルース、サイドはレオ、バックはレオ・メイプル・レオの3ピース、ネックはナトー、指板とブリッジはローズウッドです。むちゃくちゃすぎるやろ。ちなみに全て合板です。ヘッドに割れた痕がありました。

 最初びっくりするくらい鳴らなかったので苦労しました。とりあえずトラスロッドを限界まで回しました。回んなくなりました。はじめてですよ。ネックを逆反りさせるために湿度高めのベランダに放置してたらバックがパンパンになりました。除湿剤入れたらなんとか戻りました。

 写真は少し前のものですが大体交換してます。ペグはキクタニの1280円のやつですが普通に使えます。サドルとナットはAmazonで適当な激安牛骨を買いました。サドルは1,2弦がカックンってなってるタイプです。サドル削るのが一番しんどかったです。特にサドルの幅。牛骨って死ぬほど削れないです。
 ブリッジピンは最初純正からSCUDのプラスチックにしました。弦は最初Playtechのブロンズ弦(280円。狂ってるだろ)にしてましたが、途中でERNIE BALLのEVERLAST COATED PHOSPHOR 11-52にしました。良い弦です。僕は完全フォスファーブロンズ派なので。弦を交換したらフォスファーブロンズの音になったので、ギラギラ感とサステインを得るために、ブリッジピンをSCUDの真鍮(ブラス)製へ変更しました。
 こうして毎日弾いてたらだいぶ鳴るようになってきました。パーツや調整って大事ですね。アコギはエレキギターより調整がシビアかつ大変ですが、自分でできるようになっておいた方がいいと思います。


ピックアップシステム

ピエゾ・コンタクトマイク

 GW-25は生アコギなので、ライブで使うためにピックアップをつけました。見てください。Fishmanです。Amazonで2199円でした。絶対偽物だろ。
 でもちゃんと使えました。が、俺がピエゾの仕組みを考えてなくて、ピエゾ素子とブリッジの端っこを接着剤で固めてしまったので、1,2弦が全然鳴りません。泣いた。
 しかし嬉しい誤算でしたが、このオンボードプリアンプにはコンデンサーマイクが付いており、ピエゾとブレンドできます。なのでマイクメインの運用をしました。

斜めに装着してしまいボンドで固めて黒く塗って誤魔化している

コンタクト

 Amazonで1000円のコンタクトピエゾ。貼る部分(ピエゾ素子)が3つあるタイプで、ブリッジの上下とネックエンドの上あたりに付けました。
 ボディヒット(スラム奏法)用に買ったんですが、意外と普通に弾いても良い音が出て笑っちゃいました。コスパエグいです。アンダーサドルのピエゾより生っぽい音になるので、弾き語りメインの人にはピエゾよりオススメですね。

エンドピンジャック2つとかいうパワープレイ

マグネティック

 これだけ高級。Seymour Duncan SA-3HCです。天下のダンカンです。見た目もウッディで良いです。音はハムバッキングらしく丸く太くあたたかい感じです。ノイズも少ないです。音は本当に良いです。これの音をメインに据えて音作りしました。

メルカリで4320円で購入。なんでそんな安く売ってたん??


ミキサー

 上のピエゾ・マイク、コンタクト、マグネティックの3種を混ぜるためにミキサーを購入しました。サイズ・価格・入力数・マイクプリ、そしてEQの豊富さからMACKIE MIX8を購入しました。各チャンネルのLに入力し、パンをLに振って、MAIN OUTのLからモノラル出力しました。
 一番左(Ch2)はマグネティックです。ハムバッキングだけどアコギのギラギラが欲しかったのでハイを上げてミドルを削っています。
 真ん中(Ch3)はコンタクト。ボディヒットを拾うのがメインなので音を低域に寄せています。
 一番右(Ch5)はピエゾ・マイクです。ピエゾ3:マイク7の割合で使っていました。オンボードプリアンプのEQはフラットで、マイクが凄くハイとプレゼンスを拾うので重心を下にしています。また、基本的にマグネティックとコンタクトで音が完結していて、エアー感を付加する目的なのでボリュームは控えめです。

Ch1にガリがあってウザかった


プリアンプ・DI

 3つのピックアップの信号をミキサーでまとめて整えてこれに入れます。ZOOM AC-3については神すぎるのでもう1個note書きます。簡単に言うと、プリアンプ+モデリング+コンプ+ブースト+空間系マルチ+リバーブ+チューナーです。全部入りです。神。
 SOURCE GUITARはDreadnought、TARGET GUITARはD-45です。D-18やD-28もあるんですけど、D-45のモデリングが一番低音が響きます。EQはややドンシャリ気味にしています。弾き語りの場合はBassは切らない方がいいですね。

神やでしかし

そして…………

 その耳で確かめろ

締め

 まあ結構良い音だったしちゃんとスラムの音も拾えていたと思います。初めての試みだったけど楽しかったです。次はまた更なる挑戦をしていきたいと思います。もうミキサー売りました。俺を止められるのは俺だけだ。

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