ベリー・ワースト・オブ・ザ・ビートルズ
レノン史観でしかビートルを語れない御仁が多すぎます。
まだああいう死に方で没後わずか40年余、長い人類史が
そろそろ最終的な回答、定義をくだすことでしょう。すなわち、
サー・ジェームズ・ポール・マッカートニーの物語だったのだと。
すべての音源を持っていて、ブートレッグでも相当数は耳にしていて、
好きな曲は枚挙にいとまがないビートルズ。ロック云々を遥かに超えた
人類の音楽文化遺産としてのジャンル。
しかしそんななかでも、どうしても苦手で、聴きたくない曲があるのです。
恒例、全14曲とした架空のビートルズワーストアルバム。
A1 愛こそはすべて (本来そんな人じゃないくせに)
2セクシー・セディ (味が薄すぎる)
3ポリシーン・パン (未完のやっつけ仕事)
4クライ・ベイビー・クライ (これも安易なやっつけ仕事)
5ミスター・ムーンライト (これ以上古臭く聴こえる曲はなし)
6ベイビーズ・イン・ブラック (ぱっとしない曲の代表)
7ジュリア (これが全レパートリーで最悪の一曲。小野との蜜月を早すぎたソロ用のデモ録音さながらにわざわざ入れた点は革命第九番よりタチがわるい)
B1レボリューション (うるさすぎるイントロでイライラしてくる)
2ハピネス・イズ・ア・ウォーム・ガン (思い付きの気ままな断片の寄せ集め
3ドクター・ロバート (つまんないにもほどがある)
4アイム・ソー・タイアード (文字通りのねぼけたような曲)
5ガット・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ (マッカの狙いはわかるけれどバンドとしてのスリルに欠ける)
6ディグ・イット (リリースの意味がまったくなかった断片)
7アイ・ウォント・ユー(魅入られた魔女に対して、音も割れよとシャウトで
熱情を。もっと気の利いた曲つくれたんじゃないのか)
次点はメリー・ジェーン。
これ以外の200曲、いかなる作品でもこれらよりはマシですね。
ついでに私の選ぶホワイト・アルバムの一枚もの。
A1ワイルド・ハニー・パイ
2グラス・オニオン
3ホワイル・マイ・ギター
4ヤー・ブルース
B1ホワイ・ドント・ウィー・ドゥ・イット・イン・ザ・ロード
2バースデイ
3キャン・ユー・テイク・ミー・バック
計七曲で片付きますね。
しかしそれでも、ザ・ビートルズ。他のありとあわゆる凡百のバンドとは
次元が違いすぎます。
終り。
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