ハワイ留学が、わたしをネイリストへ導いた
ハワイ留学でホームシックに。気晴らしのジェルネイルに魅了され
──大嶋さんがネイリストを目指したきっかけを教えてください。
幼少の頃、両親が共働きをしていた関係で、よくひとりでお留守番をしていました。
それを見かねた母が「より多くの人と交流してほしい」と思い、小学校1年生のときから、毎年ハワイ留学・ホームステイに連れて行ってくれたのです。
ホームステイを重ねるなかで“言葉の大切さ”に気づき、海外留学でより学術的に学びたくなりました。
その旨を両親に相談したところ「ハワイ留学だったら行ってもいいよ」って許可を出してくれたのです。
サードプレイスのような場所だったので不安はなかったのですが、意外にもホームシックになってしまって……。
心配になった友達が「よかったら、気晴らしにジェルネイルしてみない?」と誘ってくれました。
はじめてのジェルネイルを体験したのですが──。とても感動しました。とってもキラキラしていて、いままでの不安やストレスが溶けていった感覚があったのです。
そこから“ジェルネイル“の沼にずるずるとハマっていきます(笑)。
自分でもやってみたくなったので、友達にネイルをすることもありました。すると、とても喜んでくれて、その笑顔をみる度にわたしも癒されたのです。
この経験がわたしにとってのターニングポイントになりましたね。「もっと本格的に学びたいなって」。
惰性で大学生をつづけるよりも、ネイリストになりたかった
──留学先での経験が、ターニングポイントになったのですね。本格的にネイリストになるための準備をはじめたのは、いつ頃でしたか?
大学3年生の頃でした。実はこの時期、日本の大学に編入するかどうかで迷っていました。
ただ冷静になってみると、大学に通ってまで学びたいことが見当たらず……。
このまま惰性で大学生を続けるよりも、だいすきなジェルネイルを学びたい気持ちが勝ったのです。
そこから思い切って、ネイリストを志すことに。
その後、スクールに通い技術を習得。ネイリストになって12年目に差し掛かろうとしています。
閉店が決まり、腹を括って“独立”へ
──フリーランスネイリストになった理由は何でしたか?
わたしはこれまで、とあるサロンに10年間勤めていました。
技術取得まで苦労はあったものの、尊敬できる先輩や同期といっしょに働けたのは一生の宝です。
ただ、昨今の社会情勢で閉店を余儀なくされたのです。
人生って不思議です。
10年という節目だったので、わたしも「挑戦したい」という気持ちが芽生えていた頃でした。
これからを見据えて“独立”を春頃にしようと思っていたのですが、秋頃に閉店することが決まったのです。
「フリーランスネイリストになるのは、きっとこのタイミングなんだろうな」と直感的に思って。背中を押されたような気持ちになりました。
いろんなシェアサロンに足を運ぶなか、個室専有の『サロンビレッジ』がとても魅力的だったので即決(笑)。
ありがたいことに移転してからも、既存のお客さまが足を運んでくださっています。
「前のサロンよりも駅近で助かります」「個室かつ内装もきれいでより癒されています」といったお声がたくさん届いています。
不安はあった。でも「挑戦したい気持ち」に勝るものはなかった
──独立を躊躇する人が多いなか、大嶋さんが挑戦できた理由は何でしたか?
「どうなるかわからないけど、まずは挑戦してみたい。現状打破したい」という想いが、人一倍強かったからだと思います。
やってみて上手くいかなかった場合は、その時に考えようと決めています。
ひとりで抱え込まず、第三者に打ち明けたっていい。手を動かしながら、一つひとつ課題を潰していけたらと考えています。
また、独立へのハードルがぐんと下がったのは“共同”でやっているのも大きいかもしれません。
現在、サロン時代の後輩と共同でネイルサロンを運営しています。そのため、サロンビレッジの月額利用料を折半しています。
後輩がいることで、些細なことでもすぐに共有できますし、一緒に悩んだり喜んだりできるので、とても心強いです。
──確かに共創できるパートナーがいると心強いですよね。では最後に、大嶋さんの叶えたい夢を教えてください。
まだぼんやりと考えていることなので、実現できるかはまだわかりませんが……いずれは日本ネイルの魅力を“海外”でも伝えていけたらなあって。
日本のネイル技術って、とても奥深い。技術が繊細で、ネイルアートも凝ったものが多い印象があります。
どういった形で伝えるかはまだ定かではありませんが、そういった視点も持ちつつ、技術に磨きをかけていきたいです。
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取材・文/ヌイ(@nui_nounai)
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