僕とバトルフィールドの愛憎劇
諸君、私はバトルフィールドが好きだ。
諸君はバトルフィールドが好きか?
バトルフィールドとは、32対32の合計64人で戦場を駆け戦うFPSゲームだ。
歩兵だけではなく、戦車や戦闘機、ヘリコプターなど兵器も沢山登場し、「今わしブラックホークダウン見てるんかな?」というくらい銃声が鳴り止まない、まさにお祭りなFPS。
バトルフィールドをやっている時の私はいとも簡単に脳みそがチンパンジーになり、股間が熱くなるのだ。
これは現在30も半ばのおっさんがバトルフィールドへの愛と憎悪書き散らす駄文である。
バトルフィールドとの出会い
初めてバトルフィールドというゲームを知ったのはバトルフィールド3のキャンペーン動画をニコニコ動画で見た時だろう。
ちょっとだけミリオタの私は
「かぁー!!やらしかゲームたい!!」
とポコのチンをそそり立たせながら、興奮の渦に巻き込まれたものです。
しかし「当時は若くお金が必要でした」状態だった私はゲーミングPCどころかPS3すら持っていない為、指を加えながらニコニコ動画のBF3動画を眺め続け「いつかこのゲームをプレイしよう」と夢見るのであった。
そんな私も仕事をはじめお金に少しだけの余裕が生まれた為、PS2以降全くやっていなかったゲームを再開させようとPS4を購入するのであった。
初めて受けたバトルフィールド1の洗礼
私は早速近隣のGEOに向かいPS4 Proとバトルフィールド1 REVOLUTIONを購入する。
このバトルフィールド1自体はYoutuberがプレイしている動画を前々から閲覧しており、戦場の臨場感にオッタマゲたものです。
この時のバトルフィールド1はリリースしてから2年ほどたっていたと思う。多くのプレイヤーは武器のアンロックもほぼ終わっており、私自身も久しぶりのゲームという事で、そりゃあもうすんげぇ蹂躙されましたよ。エェ。
それでもバトルフィールドの世界に入れた事が嬉しかったし、何回倒されてもメチャクチャ楽しかった。
その後、私はバトルフィールド4やバトルフィールドハードラインのシリーズもプレイしていく。
そんな折に次回作バトルフィールド5が発売される事となる。
初めてフルプライスで買ったバトルフィールド5
リリース前の情報で私の期待はグングン上がっていく。
特にトレーラーがYoutubeに上がる度に大興奮していた。
Twitter上では「BFがポリコレに迎合した💢」などの書き込みが見られたが私自身はあまり気にしていなかった。
しかし
「どうせリリース直後はバグまみれで遊べない!どうせリリースして1ヶ月待たず半額セールやるだろうから、そのタイミングで買うわwwwwww」
という書き込みを見つけてしまう。
その頃のわたしは
「いやいや、リリース直後は多少のバグはあるだろうけどさ。流石にまともに遊べないゲームを売りはしないっしょwwwましてやリリースしてすぐ半額セールなんて無いわwwwワロスwww」
と高をくくっていた。
そんな私はいそいそとゲームの予約を行った。
リリース直後のバグ洗礼
そんなこんなでバトルフィールド5がリリースされ、ドキムネでプレイを始めた。
蓋を開けてみればバグのオンパレードで、中々のがっかり具合だった。
代表的なバグが”次の試合が始まらず無限ロード”だろう。
Twitterで言われていた通りバトルフィールドのリリース当初は沢山のバグがあるのは当然らしく、Twitterのバトルフィールドファン達は「さすがDICE!平常運転だぜ!」などと書かれいた。
当時のぼかぁねぇ。思ったねぇ。
「あれ?これ5割も完成せずにリリースした?しかもそれが平常運転?」
ってね。
まともに遊べない訳ではない(無限ロードは無理だけど)。
でもリリースしていいレベルの商品では無い印象だった。
しかし新しいバトルフィールドには今までなかったシステムが導入されており、その点ではすごく新鮮だったし、なんだったらPS4版のリコイルやエイムアシストは私にはぴったりで、なんやかんや楽しんでいた。
そんな純粋に楽しんでいる気持ちを打ち砕く事をDICEさんはやっちゃうんですねぇ。
Pay To Debag
2018年11月9日にリリースされたバトルフィールド5が12月後半に半額セールを行ったのだ。
私が一番がっかりした事はこの半額セールだ。
この時私が思っていた事は
「販売できるレベルにないバグまみれのゲームを売り、あろうことかフルプライスで購入したユーザーを有料デバッガーにした!俺を裏切った!!」
という印象を持ってしまった。
もちろん、オンラインゲームなのでアクティブユーザーが少なくなったらセールを行ってユーザーを増やす。という施策を行うのは十分理解できる。
ただその施策を行うにはあまりにも早く、フルプライスで買ったユーザーがバカを見た形になってしまった。
もう私はDICEの対応に呆れを通り越し虚無っていた。
「アプデがんばりやすwwwこれからもよろしくwww」とほざくDICEという会社を信用する事ができず、なんなら「こいつ煽ってんのか・・・?」と思うようになり、バトルフィールド5をほどほどに楽しむ程度になっていくのであった。
その後はまったりとゴーストオブツシマやゴーストリコン。アサシンクリードなどのオフラインゲームをプレイしていき、時間を過ごしていた。
そんな中またバトルフィールドの新作が発売されるとアナウンスがあったのだ。
新作バトルフィールド2042のトレーラー
「おいクソおもろそうやんけ!!!!!!!」
上記のトレーラーが冷めきった私のバトルフィールド熱を高めてくれたのだ。
しかも久しぶりの現代戦。またバトルフィールドにワクワクする。ありがとうDICE!ありがとうEA!!!
そんな気持ちだった。
それから私は「バトルフィールドちゃんの為にPS5買わなきゃ・・・」とPS5の抽選に勤しむのだが、ド糞田舎ボンバーの店舗では抽選に当たらず、2042を予約するタイミングを失っていた。
「ふぇえ・・・全然PS5ちゃん当たらないよぉ・・・128人対戦しちゃいよぉ・・・」などと30半ばのおっさんがほざいているうちにオープンβが始まってしまう。
仕方なくPS4 Proで参加したのだが、PS4が「ヅゥオオォォォォオオオwwwwwwwww」と唸り声をあげた。それも「え?今どっかの家が爆音で掃除機かけてる?」ちゅうくらいの。
しかも動きもカックカクでまともに遊べなかった
PS5でやるしか無い・・・当たるまで我慢だ・・・と思ってる内に2042は正式にリリースされてしまう。
繰り返される歴史、バグのオンパレード
上記で書いてあるとおり、私はPS5を持っておらず、まだ未プレイだ。
しかし、バトルフィールドを愛してやまないYouTuberやTwitter民から沢山のバグが報告される。
なんなら、リリースされてから一度もサーバーに繋がった事がないユーザーまでいる始末。BF5を超えたバグの多さだったらしい。
しかも【Battlefield 2042】発売記念配信~芸人&ストリーマー混合対決~ではバグでまともに大会ができず、2試合やる予定を1試合で切り上げたそうだ。
以下は問題の配信だ。
報告や配信イベントを見て私はなぜか心底安心した。
「あぁ良かった。買わなくて良かった。」と。
「今回私はバカをみる方では無かった。」と。
あの時のユーザーになってしまった私
気づけば私自身が「DICEのゲームをフルプライスで買うのはバカらしい」という考えになってしまっていた。
バトルフィールド5を買った時にTwitterでリリース当初は買わないほうがいいと忠告してくれていた人達に自分自身がなっていたのだ。
とても悲しい。ただ大好きなシリーズの新作ゲームをワクワクして待つあの頃の私はもう居ないのだ。
※ちなみにゴーストリコンブレイクポイントでも同じ様な事が起こっていた。
もうあの頃の新鮮な気持ちは戻ってこない。また一つ余計な歳をとってしまった。
これから
きっと私はバトルフィールド2042をプレイするだろう。それがいつになるのか解らないが。
そしてこれからもバトルフィールドの新作がリリースされる度に文句を言いながら、購入しプレイするのだろう。
なぜなら私はバトルフィールドを愛しているからだ。そしてバグと運営が憎いからだ。