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語らない。なので、ぜひ読んでください!

井上雄彦さんの作品、「スラムダンク」、「バガボンド」に続き、「リアル」。名作しかない。(と私は思っています。)

車いすバスケだけじゃない。その背景も人間模様もすべて詰まっています。読まないのはもったいない。

ぜひご一読を!!

さて、「リアル」の中にはたくさんの登場人物がいます。車いすバスケのプレーヤーは障害の程度によって、ポイントが分けられておりますね。

脊髄損傷の方も、受傷した場所によって、麻痺を程度が変わってきます。大きく3つに分けてみていきましょう。
頸髄(けいずい)と言われる首の神経を損傷した方は、首から下、手・体幹・足に麻痺が現れます。
胸髄(きょうずい)と言われる胸からお腹あたりの脊髄を損傷した方は、体幹・足に麻痺が現れます。
そして、腰髄(ようずい)と言われる腰のあたり神経を損傷した方は、足に麻痺が現れます。

実は、車いすをみただけで、損傷レベルが(ざっくりとですが)わかるんです。

上の写真をご覧ください。どの損傷レベルの方が使っているかわかるでしょうか?

【写真】左の車いすを使う方は・・・

損傷の程度にもよりますが、上肢や体幹が弱い頸髄損傷の方や胸髄損傷の方は、左側の背中がしっかりと覆われているタイプの車いすを使用しています。また、運動麻痺が少ない方でも、感覚が鈍い方にも実は、感覚のあるところまで背もたれがある方がおススメです。
※もちろん、アクティブに動きたいので背もたれが邪魔!という方もいらっしゃいますが。
長時間車いすに座っている場合、感覚が弱いと姿勢の乱れに気づかないことがあります。動き自体は問題なくても、長い時間乱れた姿勢で座ってしまうと、側弯や肩こり、肩や肘の痛みの原因になることもあります。

【写真】右の車いすを使う方は・・・

腰髄損傷の方や胸髄損傷で体幹の麻痺が少ない方は、右側の背もたれの低い車いすを使用しています。背もたれが高い分、回線動作がしにくいなどの動きの制限や、背もたれが小さい分少しでも車いすが軽くなることで、漕ぐための肩や腕への負担が軽減できます。
※もちろん、その方の生活や身体の状態によって背もたれが高めの車いすを使用している方もいらっしゃいます。

ぜひ周りの脊髄損傷の方の車椅子をチラッとチェックしてみてください。どんな車いすを使っているでしょうか??

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