気がつけば、周りは手仕事作家だらけ⁉︎
ライター生活25年を経て、手仕事作家に。そこで気づいたのは、世の中にはモノづくりをする作家さんがとても多いこと。ある意味、石を投げれば作家にあたる!くらい街にも自分の暮らすエリアにも作家さんがいたのです。
しかも世の中は作家ブーム。マルシェやポップアップショップは珍しくもなく、近所のコミュニティ施設から格式あるデパートまで出店の可能性があるようなのです。
ただ、なにを作るかは皆さま千差万別。アクセサリーに刺繍、革小物、カゴ、陶器、服、木工、ガラス、キャンドルetc、そのクオリティもピンからキリまでと様々。
それで思い出したのは、倉敷で学んでいた時代に訪れたクラフトフェア。とてもハイレベルのクラフト揃いでしたが、陶器の方がとても多い。でもよく見るとモノトーンでマットな質感の今どきの似たり寄ったりの作品ばかり。なのに、ある作家さんだけのブースだけ行列ができているのです。何故?SNS効果か、何かの雑誌に紹介されたとしか考えられません。
つまりは見せ方なんでしょうか、作り手さんの魅力?うーむ、つまりはブランディングということでしょうね。
何度かマルシェ的な催しに参加させていただきましたが、周りはパワフルで魅力的な作家さんばかり。そしていつの間にか、その方にオーダーをお願いしたり、出店先に差し入れを持って訪ねたり。たいていは私より皆さまキャリアが長くて年下。でも経験豊富な彼女たちからは貴重な情報をもらうこともあるし、アドバイスしてくれることもある。さらにはコラボしようと声をかけてもらったり(写真は鞄作家「ヒトツトテ。」さんとのコラボ)、出店に誘われたり。
こんな風に過ごすうちに、わたしの人間関係も180度変わりました。同時に考え方も価値観も、着るものも全く変わりました。以前よりもずっと自由になれた気がして、今の自分とても気に入っています。