競争は必要だと思うが好きになれない
今日で4日め。
昨日はなんだか硬い文章になっちゃった気がするな。
いや、別に硬くてもいいんだけどね。
思ったように書くのって難しい。
普段考えているけど、言いにくいことを表現できる場を持とうと思って始めたnote。
でも、書くからには読んでほしくて、読んでもらうためには何が求められているかが大事で、でもそうなると自分の書きたかったことから離れてしまうような気がして。
文章を書く人、もっと言えば何かを表現する人は、みんなこのジレンマに悩まされるんだろうなぁ。
いわゆるエッセイとかコラムの類いは、書いてあること以上に、誰が書いているかが大事なんだろうなと、素人ながら思うよね。
本屋さんでそういう書籍を扱っている棚を見ると、有名人の方の本がたくさん。
華々しい活躍をしているように見える人が、普段どんなことを考えているのか、どんな生活を送っているのか。
それにはみんなが興味を持つよねぇ。
今や誰もがメディアを持つようになり、誰でも発信活動ができるようになった。
アテンションをみんなが取り合うようになって、不安を煽ることでビューを稼ぐ手法が広まってしまった。
葛藤や逡巡はそぎ落として、わかりやすくてシンプルな結論が求められるようになったー。
いや、こんな話は食傷ぎみだよね。
何が言いたかったのかな。
うーむ。
そうだね。
流行りの方法が気に入らないとき、それに対するアンチテーゼを表明したくなる。
でも、その表明にある程度の力を持たせるには、流行りの方法とは違う方法で、しかし同じ土俵に立って戦わなければならない。
それってしんどいけど、そこはむしろ踏み留まらないといけないんだろうな、ってことかな。
強者の理論を振りかざすのは嫌いだけど、弱者のままでは誰も言うことを聞いてくれない。
「銀の翼で翔べ」というB'zの名曲がある。
当時の僕に刺さった歌詞。
「自分なりの成果を見せなきゃ 赤ちゃんにだって認められないよ」
これは一つの真理だなと今でも思うのだけれど。
でも、これだけではあまりにも世界観がマッチョすぎる気もする。
筋骨隆々の屈強なアスリートたちが、レッドオーシャンをぎゅうぎゅうになりながら我先にと競って泳いでいる。
Winner takes all.
もちろんこの世界がそういう回り方をしていることを、否定するのは難しいだろう。
かといって、競争を否定して、みんな仲良く手と手を取り合って生きていきましょう、なんて絵空事を心底信じられるわけでもない。
そのちょうどいい塩梅を、常に探していくしかないんだろうね。
われながら、なんと醒めた結論だ!
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