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19. 英検1級一次試験受検記(2023年度第2回)

英検1級一次試験を受検しました。記憶の鮮度が良いうちに、今日一日の流れを記し、次回の受検に備えたいと思います。

0.前夜

 試験前夜。受験票の準備にとりかかり、写真を貼り付けることにしました。
 コンビニでプリントアウトした証明写真用の3cm×4cmの写真を自ら切断し、適正サイズ(2.4cm×3cm)に整えようとしました。
 作業は手慣れたものです。今まで何度もやったことがある単純作業です。
 培った感覚に基づいて自信をもって写真にはさみを入れると、横のサイズが数ミリ狭く仕上がりました。写真張り付け欄を示す横のラインが丸見えで、不器用感があふれ出てしまいました。

 これを読まれた皆様は、必ず定規で寸法をとり、切断作業にかかりましょう。

1.会場到着~待機

 一回り小さい証明写真が貼り付けられた本人確認票を手に自宅を出発し、会場近くのカフェに早めに到着しました。単語の復習をしながら開場時間までしばし待機です。
 カフェを出発し、予定より5分ほど早く会場に到着しました。
 会場となった大学正門付近には英検協会の方が教室の一覧表を配布してくださっていました。
 過去、数か所で受検してきましたが、掲示以外で教室を示していただける親切さに驚きました。

 入場開始時間より若干早い到着時間でしたが、教室内に入ることができました。ありがとうございます。

 英検は、座席指定がないので、早く到着すれば好きな席を選びたい放題なんですよね。
 座席指定のTOEICと混同してしまいます。良い席がほしければ、早めに行きましょう。

 5分ほど早めに到着しましたが、60名ほど入る縦長の教室には5名ほどがすでに着席されていました。
 リスニングのCDを再生する小さなラジカセが教卓上にちょこんと乗っており、私は前から3列目に座りました。
 すでに、最前列は両端を除いて座席は埋まっていました。
 私も最前列をいつか味わってみたいと思っているのですが、何事も中庸が良いとは古典でよく見る話。
 最前列の砂被り席とは疎遠な関係が続いています。いつか親密になろうと思います。
 というか、いつかどこかの記事(ブログ?)で、「前から3番目がベスト!」と読んだ記憶があるので、だいたいそのあたりに座るのが常です。

 そのうち、試験官2名(男女一名ずつ)が入室されました。様々な所作・言動から察するに、男性の試験官は古参なのでしょう。女性の試験官に「長いですけど、頑張りましょう。」と声をかけておられました。
 その気遣いに感心しました。しかし、私達も頑張るのです。

 TOEICは教室入室時に身分証の確認をしますが、英検は座席確保が先です。午後1時20分が着席時間でしたが、午後1時には試験官が各席を回り、本人確認票と身分証の照合を行い、英検協会の印を押します。本人確認を終えた証として、鮮やかな黄色の紐を受け取り、首から下げました。これは英検ルールです。

2.試験開始まで

 試験官は「午後1時30分までにトイレに行っておいてください。」とアナウンスされました。
 午後1時30分から、音声チェックが行われ、解答用紙と問題用紙が配布されました。
 とある席の女性が「冷房の風が直接当たるので、席を替わってよいですか。」と申し出ました。
 試験日は半そででは肌寒く、長袖のシャツを選ぶような気温でした。
 教室の冷房の温度設定は26度。切れば暑く、つければやや寒い。
 微妙な室温でした。

 その女性の声を聞き、他の女性が「ここら辺なら風は当たりませんよ。」と案内されていました。ナイスサポート。

 私は英検の会場では、リスニングの環境しか気にしたことはありませんでしたが、気温的に微妙な時期は空調の風向きも気にすべきだと今日学びました。

3.試験中

 筆記試験は順調に進みました。大問1の語彙問題は、ここ最近、初見の語彙が散見され、若干なりとも難化している気がしています。

 長文の時、強烈な眠気に襲われ、読んでいる文章が全く頭に入ってこないというアクシデントに見舞われました。緊張感と気合いが足りなかったのでしょう。普段より長い時間をかけてしまいました。

 英作文の題材は、ややあいまいなトピック。すっかり日本における現象についてだと思い込み、論を進めていたところ、途中で、日本に限った話題ではないと気づき、論を普遍化させる方針転換を行い、大変苦労しました。
 こういうときは、あまり良いスコアではないはずです。そっちの意味でスコアが楽しみです。

 リスニングは先読みなしです。今までは、しっかり先読みしていたのですが、前回受検の時、先読みの情報があまり役に立った感がありませんでした。
 今回は試しに先読みなしで挑みましたが、音声に集中できたので良い効果がありました。
 ただし、先読みしていたら迷わなかったであろう問題も2問ほどあったので、やるに越したことはないでしょう。この点、ベストなやり方を追求したいと思います。

4.振り返り

 試験終了後、Twitterにご自身の解答を公開しておられるポストがいくつか見られたので、採点してみました。
 リーディングは7割、リスニングは8割。
 明日の解答速報で正答率は確定するわけですが、ライティングは本当に手ごたえがりません。手応えがあるときはスコアは高めです。今回は本当に未知数です。どのような結果になるか楽しみです。
 前回受けた二次試験の様子をここnoteにしるしたのですが、結構な方にお読みいただいてるようです。ありがとうございます。

 一次試験についても、会場到着時の様子や、試験中に起きたことを記しておけば、自分自身のためになることはもちろんですが、これから受検される方々の参考になることもあろうかと思い、本日、記しました。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

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