目指すは、自分と向き合う社会の実現。ノックラーンCEO 福本 英にインタビュー。
株式会社ノックラーンでは、社外の方にノックラーンで働くことの魅力を伝えるため、社内インタビューを実施しています。
過去の社内インタビュー記事は、以下からご覧いただけます。
今回は株式会社ノックラーンの代表を務める、福本英さんにインタビューを実施しました。福本さんは代表という立場ながらも堅苦しい感じとは程遠く、仕事を進めていく上で悩んだときには様々な意見を出してくださるなど、いつも助けられています。
今回のインタビューを通じて、これまで私も知らなかった生い立ちや今後の展望などを聞くことができました。ぜひご覧ください!
幼いころから高校卒業までの間、教育一家で育つ
兵庫県姫路市出身で、幼少期から高校卒業まで、学習塾を営む祖母・母親と、高校の校長を務める祖父と一緒に暮らしました。このような環境で育ったため、自然と教育に関する話題に触れる機会が増え、徐々に教育への興味が湧いてきました。
地元の公立小学校に入学し、小学校4年の終わり頃に友達が受験塾に通って賢くなっていく様子を見て、自ら中学受験を希望しました。
小学校でも勉強が苦手な友達に勉強を教えることも多く、その時にわからない問題を解けるようになり喜んでいる友達の姿を見て、自分自身もとても嬉しい気持ちになり、人の成長に携わることへの興味関心・人間の可能性を信じることなどがこの辺りから培われたと思います。
中学受験では、学校終わりに外でサッカーをしたりして遊びながらも毎日学習塾に通い、深夜まで勉強をして、無事に第一志望の兵庫私立白陵中学校・高等学校に合格しました。
自らの意思で勉強をずっとしており、新しい学びを得られることにやりがいを感じていたため、受験勉強を嫌だと思ったことは一回もなかった記憶です。
中学・高校と野球部に所属し、中学ではチーム最多安打打者、高校2年生からはピッチャーも担当するようになりました。
中学入学当初の成績は中の中だったものの、高校に進学してからは勉強のコツが分かるようになり、上位20%から30%の成績が取れるようになりました。
ちなみにですが、家族・親戚が経営者・自営業がほとんどで自分自身の好きなことを仕事にして生きているような人種であり、彼らに囲まれて生活してきたこともあり、自分で会社を経営するという生き方をしたいという思いは、中学2年生頃から徐々に芽生え始めてきていました。
そして高校2年生頃から自分の人生にオーナーシップを持った方が自分らしく生きれるのではと考えはじめ、自分の意見をはっきり主張したり、人の目を気にしてためらっていたことを実行するようになり、人前に積極的に出て、リーダーシップをとる場面も増えました。
大学受験では、京都大学農学部環境経済学科を受験したものの、苦手な物理で1割を叩き出し、京都大学の門を叩けず。浪人するか悩んだ挙句、不確実性が一定ある大学受験に1年間を投資するより1年休学して留学したほうが良いと思い、後期で受験した九州大学経済学部経済工学科(理系経済)に入学を決めました。
大学ではイギリスに留学し、日本の若者はキャリアに迷うことが多いことに気が付く
大学でも野球サークルに所属し、2年生の時はキャプテンを経験。それから大学を1年休学し、イギリスにあるUniversity of Leedsに入学。そこで少人数ならではの主体的に自らのことを発信できる教育を受け、海外大学生と比較して、日本の若者は将来の夢やありたい姿がなく、キャリアに迷うことが多いことに気が付きました。
帰国後、主体的に学び、ありたい姿を持ちながら自分らしい人生を歩む人を教育を通して増やしたいと考えるようになり、海外の教育プログラムを取り入れた中高生向けの塾を東京都で立ち上げました。
ただ、当時は世の中のニーズがまだあまりなく、”教育”と”社会”の境目である大学生のキャリアに関する課題解決を行うことから、日本の教育を変えていこうと思い、就活支援を行う会社のインターンシップも経験します。
しかし就活をする際に、自分の価値観やキャリア形成について考えたとしても、その時点で思考の癖が固まっている場合が多かったり、就活をきっかけに様々な行動をするのでは時間が足りないケースが多く、根本的な課題解決に繋がらないと感じました。
このことから、より価値観や思考の癖が形成されていないものの、一定の思考力を持って自ら意思決定ができる層に早期にアプローチする必要があると思い、小学校高学年〜高校生を対象とした教育サービスの立ち上げに辿り着きました。
新卒でビズリーチに就職し、株式会社ノックラーンを創業
大学時代にVC(ベンチャーキャピタル)でインターンも経験し、そのVCが投資している起業家は一流企業を出て起業している方々ばかりでした。
彼らはスマートさを兼ね備えながらも泥臭い営業まで行っており、当時は新しい事業を生み出すことには少し自信があったものの、営業(特に法人営業)を行い事業を伸ばすことには全く自信がなく、起業に対して大きな不安・恐怖があったため、事業会社で営業経験を早く身につけてから起業するという意思決定を行い、ビズリーチに入社。
ビズリーチではインサイドセールスやカスタマーサクセスなどの法人営業を経験。営業だけではなく、組織体制や営業体制を間近で見れたことは大きな経験で、将来はこういった組織を目指そうと思うようになりました。
実際に営業を経験すると決して苦手ではないこと(むしろ好きなこと)に気づき、3年から5年ほどの時間を掛けて営業を学ぶ予定だったものの、1年ほど働いたあとに退職を決意します。
また、大学時代からサラリーマン時代も空いている時間を使って少しずつ事業開発をしており、時間を投下した分事業が伸びそうだというタイミングが訪れたので、2022年3月に株式会社ノックラーンを創業しました。
これまでの人生を通して抱いたありたい姿を持ちながら自分らしい人生を歩む人を教育を通して増やしたいという思いから、中高生に向けた社会人によるキャリア教育支援事業「KnockLearn」をスタート。当時は投資家からの資金調達を目指していましたが、教育事業を軌道に乗せるのは難しく、断念しました。
自分がやりたい事業ができる体制を整えるために、これまでの経験を活かして、2022年10月頃には急成長スタートアップ向けの中途採用支援事業「Recboo」を立ち上げました。今後は、「Recboo」での売上を急速に伸ばしつつ、長期的な視点で「KnockLearn」や高校生向けの実践型オンラインプログラム「KnockLearn DIVE」のサービス拡大、その先の「次世代の教育のスタンダードの創出」に取り組んでいこうと思っています。
また最近は、キャリアチェンジをしたいと思っているけれど踏み出せない社会人に向けて、企業向けのリスキリングサービス「ミチテル」といった社会人教育×HR領域の新規事業立ち上げに向けて奔走しています。
株式会社ノックラーンでは、一緒に働ける方を探しています!
正社員
業務委託
インタビュアー/インタビュイー紹介