私が「推し」から逃げた理由
「推し活」という言葉を政府が使うようになって何年経つだろう。そのきな臭さを嫌悪していたのだが、気がついたらとあるYouTuberの推し活をしていた。
その子はとても良い子で顔形というより性格が愛されキャラだし、根は善人な癖に悪ぶって見せたり、声が良かったり、甘え上手だったり、でも責任感があったり、、
歳の差もあって私は恋のような保護者のような複雑な愛情を持ってしまった。
普通に「推し活」する分には100点満点な存在なのに、私は叶いもしないその疑似恋愛にどっぷり浸かってしまい、本来なら「AちゃんもBちゃんもCちゃんも好き」という風につまみ食いすればいいものを、その子のみにフォーカスしてしまった。
そうして私のメンタルは彼女の不調や喜怒哀楽、周りのファンとの距離感などでぐちゃぐちゃになってしまった。
やばい、このままでは死ぬ。もしくは犯罪的ななにかをしてしまう
そう直感したから全ての彼女のファンクラブ的な会やらチャンネル登録を外し、唯一の連絡先だったアカウントも消して「推し」が見えないようにした。自分で勝手に惚れて勝手に振られて逃げたのだ。
そもそも彼女は、特定の誰かと繋がりたくて活動をしてるわけではないのでずいぶんとアホなリスナーだw
いつか彼女の特徴ある歌声がコンビニの有線とか、インターネット上で話題になって出会うことがあったら、私はとても幸せに思うだろう。
だれかと付き合ってるとかゴシップが流れてきても、それが彼女の幸せなら本当に嬉しい。
一年ぐらいの片思いだったけど、ありがとう。
また、どこかのインターネットで出会えたらあなたの歌を聴きます。
ありがとうございました。