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「おじさん化」に怯える日々
僕はコロナ前、よく上司や先輩に飲みに連れて行ってもらうことが多かった。美味しいお店に連れて行ってくれ、ご馳走をしてくれるのだが、終盤の時間帯はいつも決まっておじさんたちからの「お説教」がセットであった。
最近、ちょっとずつ飲みにいくことが増えてきた。年上の人たちとは飲みにいくことがちょっとずつ少なくなり、今は近しい年代が年下と行くことが多くなった。
そこで自分に起こっている変化に気づいたのだ。
「あれ、俺今喋ってること、お説教みたいになってないか…」
今までこんなことはなかった。
いつもふんふんと上の人の話を聞いていればよかったのだが、最近は自分がしっかりと話したい、話を聞いてもらいたいと思ってしまっている。
自分なりに考えてみたのだが、20代前半の頃と違うのは、経験の量とそれによって自分なりの考え方が固定化されて、哲学ではないが自分なりの価値観が良くも悪くも出来上がってきてしまっているということだと思う。
それによって、人の話を聞いたあと、
「そうかなぁ、そうじゃないと思うなぁ、もっと〇〇さんはこうした方がいいと思うなぁ…」
と、言ってしまっている気がする。
“気がする”というのは、最近、お酒が弱くなっているせいか、前まで飲んで普通でいれた量を今飲むと、しっかり酔っ払ってしまっているのだ。
なので、その時は気づいていないのだが、次の日、記憶を辿るとなんかそういうことを言っていた気がして顔から火が出るほど恥ずかしくなることがある。
20代の頃、「なんでおじさんは酒を飲むと説教くさくなるのだろうか。こんなおじさんにはなるまい。」と思っていた自分がまさにおじさんになっていると、自覚せざるを得なかった。
いつまでも柔軟な頭で、いろんな人の意見を受け入れられる、そして食事の席はたのしくなる、そんなイケてるおじさんになろうと、改めて心に決めた。
まずは、飲みすぎて酔わないようにしよう。