星空に惹かれる理由。カメラを始めた理由。
星空に惹かれる理由は
ロマンチックだから。
シンプルだけどこれが全てである。
あの星の光は何年前に出発したものなのかなとか
地球がまわってることとか
星々が平面的に見えるなんてどれだけ宇宙は広いんだとか
スケールのでかいことを考えていると
心が開放的になる。
なんて自分はちっぽけなんだろうと思う。
超ありがちな理由だけどそれがすべてだ。
暗くて静かで
空気が澄んでてひんやりとしてることとか
見上げる姿勢がのどを開いて自律神経に良いとか
そういうのもあると思うけど
とにかく解放される。
星を見るのが好き。
そう自覚すると星についてもっと探究したくなる。
「もっと星を見たくて、11歳のときに天体望遠鏡を買ってもらった。それがはじまり。」
「パパはなんでカメラに興味をもったの?」と聞いたとき父はこう答えた。
わたしの写真好き•カメラ好きは父譲りだが
父のカメラへの興味は星空への興味からきていたのだ。
たしかに父は昔からやけに天体に関して博識だった。
人類が望遠鏡を開発してまだ400年しか経っていない。宇宙全体から見れば非常に短い期間だ。
宇宙には謎がたくさんある。
存在するのに見つけられていないものを見つけるために、今日もだれかが天体望遠鏡をのぞいている。
ファインダーをのぞくと、
「見えているけど見れていないもの」を見れるようになる。
花の花弁の繊維とか
蝶の翅の質感とか
冬の光のふんわりとしたあたたかさとか
小さな星とか。
派手ではないし見逃されがちかもしれないけど
そういう儚くてかわいいものを精一杯愛でたい。
そんな気持ちでわたしはファインダーをのぞく。
小さな星だけど輝いているから。
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