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アサギマダラ記

わたしとアサギマダラとの歩みを記します。

2021年

苔目当てで行った祇王寺でたまたま出会った美しい蝶。
一瞬で心を奪われ夢中でシャッターを切った。

今思うと本当に奇跡の写真。
まだAPS-Cにzuikoつけてた時代だから
マニュアルフォーカスだし、
そういう意味でもよく撮れたなと笑

帰って父に撮った写真を見せると
「アサギマダラやな。この時期に大移動する渡り蝶で、フジバカマっていう花に休憩しに来る。」
と教えてもらった。

アサギマダラとの出会い。

2022年

松葉杖生活のため活動なし

2023年

北摂のどこかの植物園のフジバカマで
数時間待機するもアサギマダラは現れず。

2024年8月

星を撮りに剣山へ行ったとき
リフトに乗っているとわきにフジバカマが群生しているのを発見。
ということは!?!?

剣山のリフトから

めっちゃおるー!
アサギマダラが何頭も飛んでた。
でもリフトを降りるわけにいかないから
リフトの上から必死に撮影😂

2024年10月

フジバカマがたくさん咲いているところをネットで調べ、
大原野フジバカマ園へ。
大学院を過ごした懐かしの桂駅から西2バスに乗り境谷センター前で下車。

地域の方々がボランティアで育成してくださっている園。
フジバカマが本当にたくさん咲いていた。
お話を聞くとなんと今年で閉園するとのこと。
活動が実を結び、京都市内のあちこちでフジバカマが見られるようになったことと、
連作障害が理由とのこと。
もともと数年のみの活動のつもりだったらしい。

園の方が管理されてるリストを許可を得て撮影させてもらった。
園内にはフジバカマだけでなく
スイラン、ミズアオイ、オミナエシなど
今となっては稀少な花がたくさん咲いていた。
優しいおじさんが
これがイヌハギ、これがサジオモダカ、と
ひとつひとつ教えてくれた。
ちょっと味がするからと言われ、葉を噛んでみたりもした。
貴重な時間だった。

そうこうしてしばらく待ってたけどアサギマダラは来ず。
諦めて帰る😓

1週間後

再び大原野へ。
1週間の間に、彼岸花がたくさん咲いていた!

フジバカマ園はやっぱりアサギマダラ来ず😭
今回は大原野神社へ足を伸ばしてみた。

10月限定の御朱印がかわいい!

じーっと待ってると、、、
1頭きてくれました!

とまってたのは5秒ぐらい。
撮れたのはこの1枚だけ。

写真には収められなかったけど、
ひらひらと羽を広げて舞う姿が本当に美しかった。

本当に一瞬だったけど、
一瞬でも見れて本当によかった。

あの美しさは、一瞬で心を掴まれる。

不確定で不確実だけど
1年の間のこの時期のこの一瞬のために
足を運び、息を飲んでひたすら待つ。

見れても見れなくても、とても豊かな時間だと思う。
だからきっと来年も待ってる。

いや、今年もう一回ぐらいチャレンジするかもしれない笑

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