「健康経営」に取り組んでみて実際にどう?社員の生の声
はじめに
当社は健康優良企業「銀の認定」の認定を受けており、健康経営への真摯な取り組み姿勢が会社としてのユニークな強みになっていると感じています。週次の定例会議では、コミュニケーションも兼ね、真っ先に全員から"前週の健康への取り組み"について発表してもらっています。
当社の紹介その①「健康経営」でポジティブ且つレジリエントな会社へという記事では「当社の取り組み」を紹介させていだたきましたが、今回のnoteでは「私も含めた社員がこの健康経営への取り組みを継続してきた結果、どのような事を感じているのか」、生の声をご紹介したいと思います。
健康経営を実践して~社員からの声~
企画・マーケティング担当(実践期間:1年3ヵ月)
入社時は、自分の健康目標を立てて毎週発表をするのに慣れなく戸惑い、「何この時間…ちょっとめんどくさ(略)」と思っていました。
元々身体を動かす事が好きではなく夜更かし大好きなので、渋々「早寝早起き」「散歩」などのアクションプランを立てて実行していましたが、半年経つ頃から身体の調子が良くなってきた結果、プライベートの時間も子どもと公園で遊ぶ回数が増えたりと、「やれる事が多くなる。時間が増える。」という事を実感。そこからピラティスにも通い始めたりと、どんどん健康になる事で、仕事もプライベートもパフォーマンスが上がる事が楽しくハマっています。
今までは身体の健康のためのプランがメインでしたが、メンタルの方にも着目したいと思っています。
企画・品質管理担当(実践期間:10カ月)
よく言われることですが、「〇〇します」と目標を「宣言」し、達成できているかどうかを共有するというシンプルな仕組みが、良い意味でのプレッシャーとなり、自分ひとりだったらサボってしまうであろう時に頑張りやすくなりました。
心身の状態をより良くし、仕事のパフォーマンスを上げる、という視点から(雑談も含めて)毎週話をすることで、自分の状態や変化に敏感になり、心身を整えることに意識が向きやすくなったと思います。
目標にしている簡単な運動を継続した結果、自分の中で身体を動かすことが「面倒なこと」から「気持ち良いこと」に変わり、活力や代謝が良くなったように感じています。
企画・営業担当(実践期間:6か月)
3ヶ月単位で各社員が健康目標をたて、その目標に対して日々行動する中での"気づき"の共有を毎週行なっています。
そのメリットとして、以下のようなことを感じています!
各メンバーの特性を知ることができ、その後のコミュニケーションに役立てられること
日々の行動の中で「習慣化させること」で目標達成に向かう人がいたり、「活動の結果得られる効果を感じること」で行動が継続できる人がいたり...
自分を含めた周囲が「どの状態になると仕事の活力が湧くのか?」を考えるきっかけにもなっていますインパクト思考を日常生活でも考えるきっかけになること
「インパクト視点で考えた際、実現したい理想の未来は何なのか?、そのためにあるべき指標は?」といった議論がされ、インパクト思考を日常生活においても考えるきっかけになっています。
代表(実践期間:2年)
仕事をともにする仲間と、それぞれに健康目標を立てて一週間ごとに達成度を確認し合う仕組みは、まずは社員個々人にとってメリットがあるという点が大事だと思います。心身の健康は個人にとって最も重要なものだからです。健康経営の大前提には、第一に社員全員の幸福度の向上がおかれるべきだと思います。
そのうえで、社員の健康は会社にとっても重要なバロメーターでもありますので、会社が旗を振って行うことも合理的です。まず社員の幸福、そのうえでの会社のメリット。この順番が重要です。
当社の場合は、社員全員が「やってみよう」と思って参加し、楽しんでくれているから実現できています。今後人数が増えてくる中でも「明るく楽しく」取り組んでいけたらと思っています。
先日、当社が描く理想の未来ーロジックモデルを一部公開という記事で、当社のロジックモデルの一部をご紹介させていただきましたが、作成にあたり当社のステークホルダーの整理をしたところ、社員が当社事業の方向性を決定づける重要なステークホルダーであることを改めて認識しました。
「インパクト思考を提供し、企業が理想とする未来を実現する」当社のミッション達成のためには、当社社員の健康状態も大きく寄与するものと考えております。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
良い意見が目立つので代表に忖度しているのではないかと疑いを持たれる方がいるかもしれませんが、今回の企画は、社員の中から「形だけではなく有言実行で取り組んだ結果、効果を感じているのでそれを世に知ってほしい」という意見から生まれました。
スタートアップ/ベンチャーという環境は"常に社内のリソース不足で余裕がなくなりがち"で、当社もその例外ではありません。
それでも貴重なリソースを投下して取り組んでいるのは、そこから生まれるインパクト(ポジティブな変化)が必ずあると確信しているからです。
今後、人数が増えるにしたがい仕組みは変わっていくかもしれませんが、経営者として”健康のための活動は投資”として意識を持ち続けたいと思っております。