クリスマスは神格化しない方がいい
簡単に「最低」とか「どん底」とか使っちゃいけないんだろけど、あの頃どん底にいた私は、人の幸せを素直に喜べなかった。
友達が「仕事、大変だけど楽しい」と言えば焦ったし、少しずつ結婚していく周りと自分を比べては嫌な気持ちになった。
誰にも会いたくなくて、家に引きこもりがちで、当時嫌いだった女がグループラインで「みんな、サンタさんに何お願いした?」と発言した通知を(イテぇ女)と思いながら見ていた。
ところで私はクリスマスというイベントを神格化しすぎている。家族、恋人、友達と過ごすのが当たり前だったし、一年で一番、とは言い過ぎにしても、幸せで楽しい日であるべきだと思う。
だけどその年は1人だった。誘う人がいなかったのか、誘われなかったのか、そもそも誰にも会いたくなかったのか、イマイチ覚えていないけど。
ただ、ベットに伏して(自分は世界一不幸だ)と勘違いしてたことはハッキリ覚えている。
私もよっぽどイテぇ女なのだが、その頃は冷静な思考ができなかったので、仕方ない。
世界中の人々が幸せで楽しくて、私はそうじゃない。ハチャメチャな妄想に本気で落ち込んだ。
そんなことがつい数年前にあったもんだから、今日、スーパーで流れていたクリスマスソングが耳に入って、安堵のようなセンチメンタルのような気持ちがした。もうあれは過去なのだと。
何にせよ、クリスマスは神格化しすぎない方がいい。
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