なんだか最近片付けが上手くいく。断捨離がスムーズ。なんだか不思議な感覚だ。
私は自分の部屋に限って片付けが大の苦手。6畳のワンルームだって毎日片付かないし、一人暮らしで3部屋もある大きな部屋にいたときもそうだった。「どうしたら1日で片付かない部屋になるかわからない」と言われるぐらい(平気なふりしたけどちょっとへこんだ)。
片付けなくてもどこに何があるかは意外と把握しているものだし、むしろ片付けた方がどこにしまったかわからなくなって掘り出すためにまた部屋が散らかって手間だけがかかる、なんていう状況だった。
部屋の状態は心の状態、とよくきく。それが実感として湧いてきたのは社会人生活に慣れてきた昨年の後半ぐらいだろうか。仕事で先輩上司から言われた言葉をいくつもならべてはぐるぐるしていた時期、部屋でも何もやる気にならなくて一気に部屋は悪化した。
やりたいことや考えたことはいっぱいあって、メモに書き起こしたり頭の隅にずっと置いていたりしたけれど、メモはどこにあるか必要な時に見つからないし頭のメモはどうやらメモリーを食うらしい。仕事をはじめてから情報過多になったり理解不能になるとかっかしてきて、本当に頭はショートするんだということが分かった。
頭に覚えていなきゃいけないこと、考えていること、通り過ぎたもの、煩悩などたくさんのことが詰め込まれすぎていることに気付いた。それは整理されずに散らかっている。もし脳内が可視化できたとしたら、何かはあるけど、何があるのかは分からない、そんな状態だ。
これではいけない、毎日ショートしているなんて幸せじゃないと気付いて片付けを初めておよそ1年。全然片付かなかった。1回目の大きな山場は九州旅行の時。当時のnoteにもたぶん記しているが、私は死ぬ準備は完了できないまま飛び立った(大丈夫、死なないよ)。今年度はいくつか宿泊場所があり、週に2~3回は自宅を空けるという旅人のような生活をしているけれど、毎度散らかして出てきてしまう。それが、もうすぐ、綺麗な状態で出てこれるようになりそうだ。
何かたぶん変化があった。自分を認められるようになったからか、踏ん切りがつけられるようになったということか、過去を思い出として捉えられるようになったからか、何がそうさせているのだろう、か。
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