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コノカゼ
2019年1月23日 01:30
学園祭が近づき準備も大詰めになってきた頃、彼と私はだいぶ話すようになっていた。彼の当時の彼女は嫉妬が激しかったため、恨まれない程度に仲良くしていた。ある日の放課後、どんな流れだったかは全く覚えてないけれど2人でカラオケに行くことになった。彼女にバレないか不安で仕方なかったが、カラオケの個室に入ってしまえばそんな気持ちはすぐどこかに消え去った。だが、それと同時に新しい気
2019年1月19日 13:43
高校3年、彼は私たちのクラスにやってきた。と言っても、転入してきたわけではない。私のいたクラスはいわゆる〝ガリ勉クラス〟で3年間殆どのメンバーは固定なのだが、成績の良し悪しに応じて毎年2、3人入れ替わりがあった。彼はそのうちの1人だった。〝ガリ勉クラス〟にはいないタイプの男子だった。お洒落で何処か都会っぽくて、「自分を持ってる」感じがした。そんな彼のことが、私は最