元気が一番の贈り物

先週の「今月の計画と目標に関する投稿」でお話しした「母を連れて親戚の家を訪ねる」という計画ですが、日曜日に無事に行ってくることができました。

これは毎年この時期にお土産の柿を持って、母の兄弟姉妹の家を訪ねて、お互いの顔を見て、近況などを少し話し、お互いが元気でいることを確認する・・・といった行事です。相手が不在のときは柿を置いてくるだけですが、私としては「お土産の柿は二の次で、本来の目的は母と兄弟姉妹を会わせること」という感覚でいます。

その中で、この数年一番心配だったのが、母の兄でした。この伯父さんは、以前は親戚の中でも一番元気で明るく、まさにムードメーカー的な存在でした。私も伯父さんの元気の良さと声の大きさに圧倒されてしまうほどでした(笑)

しかし数年前、次女(私にとっては従姉)が癌で亡くなり、それがきっかけで伯父さんはすっかり元気を失ってしまいました。さらに高齢で体も次第に不自由になり、車の運転も困難になって免許も返納・・・そのため、この数年は自宅で静かに過ごすことが多くなっているようでした。

そして今年・・・伯父さんは思ったより元気にしていました。奥さんは外出中で、一人で家にいたところに私と母でお邪魔したのですが、声の大きさや話しぶりが、以前の伯父さんを思い出させるような雰囲気で、楽しく話すことができました。

私と母は30分くらい伯父さんの家でお話ししましたが、次の予定もあったため、おいとますることにしました。その際、伯父さんがこう言いました。

「せっかく来てもらったのに、お茶も出さず、お土産も持たせなくて申し訳ない」

そのとき、私は反射的に伯父さんにこう言いました。

「そんなことどうでもいいから、元気でいて!」
「それが一番嬉しいから!」

私にとってはお茶とかお土産なんてどうでもいいのです。それよりも「とにかく伯父さんが元気で良かった」という気持ちだけでした。伯父さんに言った言葉は、何も考えずに自然と出てきた言葉で、私の心からの本音だったと思います。

私自身、この数年は特に母の介護で個人的な外出が難しくなりました。そのため、会えなくなった友人もいますし、まだお会いしたことはないけどSNSで交流させてもらっている方々もいます。
そんな皆さんにも、この言葉を送りたいです。

「元気でいて、それが一番嬉しいから!」

いつかお会いできる日が来ることを信じて、それまでは皆さんお元気でいて欲しいなぁ・・・と思います。

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