見出し画像

土曜日の晩酌


#ここで飲むしあわせ

我が家は単身赴任。

夫婦で飲めるのは夫が帰ってくる土日。日曜日は翌日始発の新幹線に乗るための早起きがあるので、嗜む?程度で、ゆっくりと味わうことができるのは土曜日。

平日も一人で残ったワインを飲んだりすることもないこともないけれど、最近、一人飲んだ後の次男腹痛騒動でタクシー代往復6000円を経験してしまってからは、保護者一人の時は炭酸水で紛らわすことが多くなった。

夫が単身赴任の専業主婦だと、パート先の飲み会もなかなかタイミングを合わないまま一度も行けなかった。ちゃんと歓迎会の企画してもらえたのですが、そのパートも店舗移動により退職となり、完全なる専業主婦に戻ってしまった。

我が家は職場内結婚。しかも席が隣同士というもの。

夫の同期は取引先の人を妻にして、取引き先と隣の席だと、どちらが悪い?なんて冗談を言い合ってたことを思い出す。

いわゆるお付き合いをする前から一人暮らし同士だったので、食事はよく行っていたけれど、飲める口だったのか?どうかはもうあまり記憶はない。たまにバーなんかに行けていたのが、楽しい思い出。

そもそも、夫が私の部署に異動してきたことが始まりだった。私よりちょっと上の男性だと教えてもらい、ちょっと期待したところ、目の前には異動で出ていくわたしよりちょっとにもう少しプラスした先輩と変わりない、立派なメタボ体形の人だった。前の店で地方からこちらへ戻り、そのころの上司の前の自席に戻りたくないがためにマックに通っていたとか、一日5食とか、似た体形の同期と3D(DEBU)とか言われていたとか、まぁ、かなり太ってました。

食べることが趣味のような人なので、色々しらべて、ここがオイシイらしいと聞いたところへ一緒に行ったりしていたら、いつの間にかお付き合いになり、結婚となった。

結婚して子供が産まれて転勤して、また子供が産まれそうになると、転勤して、たまたまみていたマンションがエントランスの上階という、男兄弟がいる家庭からするとのどから手が出るほどの条件がそろったマンションを買うとまた転勤になり、今単身赴任となった。

こう書いていると色々あるなぁ。

妊娠出産の生活の中ではアルコールは飲めなかったので、お酒には弱くなってしまった。

最近パートがなくなってからはビールの苦みがちょっと強くて飲みにくくなってきた。仕事をした後の一杯っていうのがなくなるとなんだか飲めなくて、最近はポリフェノール効果を期待して、ワインばかり飲むようになった。

夫は仕事先での会食などで日本酒やワインを飲む機会が増え、色々な酒屋さんに通い、レアなお酒をゲットしている。ただ、本人はメタボ対策もあり、自宅で飲むのは蒸留酒が中心。ワインも最初は付き合ってくれるけれど、どうも酸味が苦手のようで、ワインの値段が5000円を超えてくると2杯目にいくこともあるけれど、いつもワインは私が引き受けている。

夫が酒屋さんで妻の私の為のワインをせっせと購入し、購入金額がいくらかになると、お目当てのお酒を買えるようで、そのおこぼれをいただいております。

夫婦で経営している酒屋さんでは、ソムリエの奥様が選んでくれたワインの感想を伝えると、それなら次はこれはどう?と新しいワインを教えてくれる。夫を通して情報交換も楽しい。

最近は子供たちも一緒に乾杯がしたいと言い出し、ワインを準備していると、ジュースも買ってほしいと言い出した。普段はあまりジュースを飲ませていないので、最初は渋ったけれど、家族でなんでもない日の乾杯がうれしくて、ワインと一緒にちょっとオイシイお高めのジュースも買ったりしている。けれど、子供はコーラや鮮やかな緑色のメロンジュースの方がオイシイということが多くて、せっかく買ってきたのにとがっかりすることもある。

ワインを飲んでソファまで歩くのに少しでもフラフラしたり、酔っ払った〜なんて言うと子供からもう飲んじゃダメと言われることも最近はある。2杯目のワインでもう酔っ払いになるなんて安くなってしまったもんだ。でもおうち晩酌のいいところはここなんだよね。

どんなに酔っぱらっても、すぐに寝られて、家族の笑い声があってくつろげるところ。

最近はコロナや長男不登校や私のパートが決まらないとか色々あるけれど、うちの土曜日の晩酌はいつも平和で楽しんでいると思うし、これからも続けていきたいなぁとおもっている。

これこそ ここで飲む幸せ です。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?