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【絵本 おやすみなさい】
しあわせに眠りにつける絵本
カヒミ カリィ?の翻訳?と思って手にしました。彼女の歌が、一日中わが家で流れていた時代がありました。娘たちが思春期の頃です。
手に取った動機はそんな昔の思い出ですが、それはそれはすてきな絵本でした。
ヴィルジニー・ アラジディ 文
カロリーヌ ペリシエ 文
エマニュエル・ チュクリエール 絵
カヒミ カリィ 訳
”おやすみなさい” の絵本は、世界中にいっぱいあって、
だれでも一冊は、自分の ”おやすみなさい” の本があるはず。
おやすみなさい の本だけを、集めてしまいたくなります。
赤ちゃんから、おじいさん おばあさん まで、それぞれの「おやすみなさい」をズラーと並べて書いてみたいくらい。
あ、マガジンにしてもいいですね。ひとつ楽しみが増えました。
【並べて楽しい絵本の世界】
とてもきれいな、深い青です。モニターによって色合いが違うと思うと残念ですが。
ページをめくるごとに、夜は深まっていき、青もさらに深くなっていきます。
この世界を彩るのは、夜の青と動物たちに施される、わずかな鮮やかなオレンジ色だけ。
とても静かな静かな夜です。
カヒミ カリィのつぶやくような歌声が、絵本の世界にかぶさってきます
子ども達は夜眠るときに、同じお話を聞くのが大好きです。
毎晩同じベッドでお母さんの声を聞くと、安心して眠りに落ちていきます。
時々は眠れない夜もあるでしょう。
目を閉じていても色々な音が聴こえてきて、だんだん不安になるかもしれません。
そんな時、この『おやすみなさい』の絵本はきっと役立つことと思います。
『おやすみなさい』のお話は、まるで胸の音を聴いているような気持ち良いリズムがあり、眠りへと導く呪文のようだからです。
夜空がゆっくりと深い色に変わっていくように、その静かな響きの言葉が、子ども達を夢の世界へと、優しく誘導してくれるでしょう。
毎晩、子どもに読んであげたくなるような、そんな『おやすみなさい絵本』です。 カヒミ カリィ(ミュージシャン・文筆家)
歌うたいの人が届けてくれたこの絵本
眠れないよるに、やさしく私にも読み聞かせてくれる声がきこえる
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