【ケモインフォマティクス】教材の充実
新年に明るい話題を取り上げたくてこの記事を書いています。
ケモインフォマティクスの未来を考えるとき、より多くの創薬化学者に理解をしてもらえることが大切だと思っています。例えば、
Scope & Limitationを理解する
適用範囲を理解する
そしてケモインフォマティクスの可能性に理解を示す
つまりケモインフォマティクスの最先端研究の結果、現在できるようになったこととまだこれから取り組むべき課題を知った上で、創薬化学者が自分の研究業務のどこになら役に立ちそうかわかってもらうことが正しい技術評価や活用推進につながると考えます。
幸いなことに世に多くのエバンジェリストがいて下さるので、情報はますます豊富になってきています。
KNIMEはケモインフォマティクスの初学者にとても便利なツールだと思って始めたこのブログですが、原典であるTeachOpenCADDは2021年末、さらなるグレードアップを果たしました。そしてmagattacaさんが早速体験レポートして下さっています。
プロジェクトの代表者であるDominique Sydowさんとさらに使いやすく改良まで数日で行われ、まさに現在進行形で発展中です。
https://twitter.com/DominiqueSydow/status/1476808552064892930
magattacaさんにもDominiqueさんにもこのnoteを認識いただいているのはとても嬉しく、一層奮わねばと思っています。
また、KNIME社から発表された下記のドキュメントはご覧になられたでしょうか?
"KNIME for Life Sciences: A Collection of Use Cases"
KNIMEは自分のPCで動かしてみて、各段階を目で追いながら勉強ができる点が魅力です。
Pythonにはいまだ苦手意識がある私でも広くインフォマティクスの可能性を体験しながら理解することができるのではと期待しています。つまりまだちゃんと読んでないです。
TeachOpenCADD-KNIME体験談の次の目標として、良いものを見つけることができたと嬉しく思っています。
私にとっての宝船のような存在です。感謝とともに紹介まで。