小判鮫論-3
お互い50歳を過ぎた男女。
若い時のようにお互いの肉体を貪りあうような関係ではなく、
特に私はただただ、彼女のために何がしてあげられるか?
を考え行動することだけを考えていた。
気がつくと毎月200万円近い出費。
もちろんそれには自分自身も楽しんだ
会食もあるし、旅行もある。
ただそう言った個人的なものの他に
彼女が個人経営するお店の売上補填や家賃の立て替え、仕入れ代金の立て替えなど
少しずつ疑問がつくものの出費が重なっていったのだ。
最愛の人が弱っていたり困っていたら、
何とかしてあげたい。
そう言う純粋な感情をまんまと利用されてしまったのだ。
小判鮫の特徴
ここで私の定義する「小判鮫」の特徴をお話ししようと思う。
1)人間的に魅力的である。
2)自立して健気に生きている ように見せるのが上手い。
(人のお金を目当てにして生き抜いてきた過去が必ずある)
3)自分のお金に対して厳しく細かく、人のお金に対しておおらか であるかのように装う。(本当は自分のお金に甘く、人のお金にシビアなのだ)
4)会食などで自分が払うことになるのを極端に嫌がる。
(兎に角自分の財布から人のためにお金を使うのが嫌。)
5)自分を言い表すような言葉に敏感である。
「小判鮫」「ハイエナ」「金の亡者」などなど、自分が言われているわけでもないのに、こう言ったキーワードに過剰反応する。
6)そして最後が重要。他人の評価をする時にまず金があるかないかを言う人。
何気なく聞いた「XXさんってあんなに良い男なのになぜ結婚しないのかなあ。」に対する彼女の答えは
「貧乏だから。お金持ってないから」と。
苦笑するしかなかった。
そんなことが何度も繰り返されていたのだ。
約7ヶ月1500万円以上
私は大馬鹿である。
愛情と疑念
の行ったり来たりを
7ヶ月以上繰り返してしまったのだから。
いい年で
それなりに色々と経験をしてきたのだから
早く気がつけよ。馬鹿タレ自分。
次回に続く。