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奈良クラブ東京支部(自称・仮)レポート002

2/23(日)VSカマタマーレ讃岐 @Pikaraスタジアム(AWAY)


試合前

中田監督のPREVIEWを見ましたが、私と同じ感覚でした。
1試合目、ホームで引き分けという結果でしたが、
やろうとしているサッカーは見えたので、
今日は結果がついてくるかどうか、というところです。

スタメン

スタメン

前半戦について

立ち上がり、前からの讃岐のプレスにバタバタする奈良。
3バックに対して、同数の人数を前からかけてくる讃岐のプレスに、
余裕がなくなり、サイドに逃げたり、パスミスになったり・・・。
お互いに3-4-2-1または3-4-3というシステムのため、
ガッツリはまっている状態。

こうなると、個人の力が出てきます。讃岐の出足が非常に良く、
かなり厳しい状況のため、
立ち位置を変えてプレッシャーを避ける方法をとるか、
全体の共通認識をもったうえで、カウンターに徹するなど策をとりたい。

そんなことを思っていたら、前半13分に失点。
これは、奈良が中盤で攻めに転じようと前がかりになろうとしたときに、
相手にとられ、ショートカウンターを受ける形に。
完全に2対1の構図となってしまいました。

讃岐の守備が非常に良い印象です。
奈良の縦パスに対して、速い寄せで奪いきっています。
これでは、後ろでボールは持てても、相手ゾーンでボールを保持できず、
攻めのリズムがとれずに、持たされるような状況です。

失点以降は、GKがつなぎ役に入り、
3バックの両サイドが高めに入ることで、讃岐の寄せを
少し緩和させるような配置で打開しようとしている印象。
ただリスクはあって、讃岐に途中でとられた場合、
生駒選手しかいないような状況に。
それもあってか、生駒選手が28分にイエローカードをもらってしまいます。

前節に比べて前からのプレッシャーをかけられないでいる奈良。
なかなかはめこむことができずに、
前節の奈良らしさが全くだせていないような印象です。
そんなことを思っていたら、選手交代。

<前半33分/選手交代/奈良>
OUT:6番・中山選手
IN:5番・鈴木選手

前半33分 奈良/OUT:中山選手・IN:鈴木選手

鈴木選手の交代の意図が見えたのは、
ボールをつなぐとき、都並選手が少しDFラインに落ちます。
その分、鈴木選手があがって、右肩上がりの配置に。
そのことで、吉村選手が讃岐の森川選手と藤井選手の間という、
高めの位置にポジションをとることができて、飛び込みづらくさせ、
國武選手と吉村選手でマークが少しズレが生まれる印象。

この相手の飛び込みを迷わせるような立ち位置をとり続けられれば、
チャンスは生まれそう。
コーナーキックのチャンスもつかめるようになってきましたが、
ここで前半終了。

正直、讃岐の良さが出た試合展開でした。
奈良は、讃岐の出足の良さに対応できず、失点。
その後も、讃岐の守備の前に後ろで持たされるような状況が続いていて、
かなり苦しい前半、という感じです。

後半、讃岐の出足のよい守備をどのようにさばくのか、
そして、奪われたときの切り替えをいかに速くするかが、
ポイントな気がします。
あと、岡田選手の力を発揮できるようにしたいところです。

前半戦のスタック

シュート数とボール支配率が物語っていますが、讃岐は非常に効率よく攻めています。

後半戦のフォーメーション

両チーム交代なし。奈良は前の3選手が結構、流動的な印象。

後半戦について

前からの守備がよい讃岐。
つなごうとした際にインターセプトされるのは、なかなかしんどい。
ただ、前半の反省を活かしてか、
後ろからつなぐときは、都並選手が降りて、
両サイドバックを高い位置にとらせるように。

奈良としては、多少ミスはあるものの、
讃岐のプレッシャーをかいくぐりつつ、
チャンスを生み出そうとしていたところ、失点することに。
(せっかく、よい流れになりかけたところ・・・もったいない!)

後半8分。
見事なコントロールショットで、讃岐が2点目。
シュートを打つ前のキックフェイントで、
奈良のDFの足を止めて、まさに時を止めるような、
シュートまでの流れは見事でした。

<後半18分/選手交代/奈良>
OUT:8番・堀内選手
IN:21番・戸水選手

OUT:13番・都並選手
IN:25番・神垣選手

OUT:20番・國武選手
IN:9番・酒井選手

奈良は一気に3人を交代。早い段階で点を取り返したいところ。

何度か危ないシーンがあるも、
守備のところの集中力を切らさずに、ギリギリで守る。

後半26分には、一気にカウンターで
ゴール前に運び、GKと1対1のシーンをつくるも、
田村選手が決めきれず。

<後半29分/選手交代/讃岐>
OUT:8番・森選手
IN:13番・前川選手

OUT:30番・丹羽選手
IN:10番・川西選手

讃岐は前の選手を交代。残り15分を切って守備固めか。

<後半37分/選手交代/奈良>※奈良は、これで交代枠を使い切りました。
OUT:17番・田村(翔)選手
IN:7番・田村(亮)選手

奈良は前線の選手の交代で、攻撃をあつくしたい。

奈良は交代をしながら、攻撃の手をゆるめません。
ただ、讃岐も体をはって、しっかりと守備。
そのうえで、攻めるところは攻めて、追加点を奪おうとしており、
奈良としては、非常にやっかい。

<後半42分/選手交代/讃岐>
OUT:90番・後藤選手
IN:24番・上野選手

後半45分
岡田選手からのスルーパスで、一気に田村選手が抜けだして、
GKとの1対1に!ただ、枠をとらえきれず・・・。
うーん、惜しい!

<後半46分/選手交代/讃岐>
OUT:15番・岩本選手
IN:22番・大野選手

OUT:60番・森川選手
IN:14番・石倉選手

時間を使う交代ですかね。

ということで、このまま試合終了。
守備の意識が非常に高く、粘り強かった讃岐に対して、
奈良は最後までネットを揺らすことができなかった、という感じです。

大きいのは、岡田選手を活かしきれなかったことかと。
讃岐の守備が良かったのもそうですが、
岡田選手を封じられてしまったときの対策が課題かもしれません。

最終スタック

支配率はあってもシュートは打たれている奈良。そして相手は警告なし。

総括

上のスタックを見て改めて思うのは、
讃岐の試合だったな、という感じです。
支配率はあっても、シュート数は讃岐の方が上。
そして、讃岐は警告ゼロ。

ペナルティエリア前のところで仕掛けて、
FKをもらうような形をたくさんつくれればよいなぁとは思いました。

たしかにチャンスは奈良もつくっていましたが、
警告を出させるほどの攻撃ではなかったのかな、と。
どこかで1点とっていれば、違ったかもしれませんが・・・。

単純に讃岐のほうが足が動いていたかな、という印象です。
前節に力強く展開した奈良の前からのプレスが、
あまり見られなかったのが残念だな、と思いました。

立ち位置が同じで、はめられてしまった場合、
個人の差で打開することが多くなるのですが、
その差を感じてしまいました。

気になったのは、DFラインから前へつなぐ縦パス。
それが、かなりひっかかっている印象です。
そのため、攻めのリズムがつくれず、
選手としては、かなりストレスを感じていたのではないかな、と思います。

<印象に残った選手>
■16番・奥田選手
やっぱりこの選手は、足が速いし、うまい。カバーリングもできる。
失点が続いているので、DFとしてどうなのか、という声もありそうですが、
個人的には、非常にポテンシャルのある選手だと感じました。

■15番・岡田慎司選手
2失点してしまっていますが、どちらも致し方ないかな、と。
それ以外では、好セーブを見せており、最後まで試合をつくった立役者だと思います。

勝ち星は、またお預けですね。
次節は、HOMEで松本山雅FC。
うーん・・・かなりの強豪かと。

かなり厳しい試合になることが想定されますが、
そのなかで、どのように挽回していくのか、期待したいです。
ガンバレ!奈良クラブ!

監督のREVIEW

中田監督も完敗って思っていて、選手もそう感じていたなら、
それでいい気もします。
この悔しい気持ちをバネに、次への試合頑張ってもらえれば!


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