【日記#30】誰かが見ている
突然、見知らぬ番号から電話が鳴りました。
体調不良をきっかけに、会社勤めを辞めた一方で、
昔にUdemyで勉強していた、ExcelのMOS資格の勉強をしていた時でした。
動画を見ていて、ちょっと画面を遡ろうとした時のタイミング。
今のメンタルや体調で、見知らぬ人と話すのは、相当のストレスで、
留守電になるまで放置し、
心の準備をした上で、折り返しをしていました。
電話を取るアイコンをタップ。
タップというか、指が当たった、という感じです。
「このまま、電話切っちゃおう」
最初は、そう思いました。
その時、携帯から聞こえた声は、どこかで聞いた声でした。
地獄だと思っていた会社で、お世話になっていた人でした。
その電話は、私を気遣ってくれる内容でした。
メンタルバランスが崩れつつも、病院に通いながら、
働き続けていました。
正直、私のメンタル以外は、良い会社だったと、今でも思っています。
残業時間もきっちり管理してくれていました。
コロナ対策、個人的には、最低限のことは実施してくれていました。
給料も悪いわけではありません。
確かに業務量が一気に増加してしまいましたが、
これに関しては、一番の要因は、新型コロナの影響のためであり、
会社のせいではありません。
人材育成が進んでいなかったのは、私のせいでもありますし…
「頼りない人間で、なかなか結果を残すことのできない奴だなぁ」
というのが上司の評価だろう、と個人的には思っていました。
一方で、今日、電話をかけてくれた方は、
少し違う考えを持ってくださっているかもしれない、と
思っていました。
個人的には、一生懸命働いていました。
その結果、フラフラで、家に帰れば、寝るだけでした。
いつも布団の中で、「満足のいく結果を残していないなぁ」と思っていました。
そんな中、その人は、明るく接してくれる方でしたので、
働きながら、少しだけ気が楽になったのを覚えています。
「見ている人は見てくれているのかもしれない」
今回の電話をきっかけに、そんなことを考えていました。
「大変なことがあっても、やり続けるんだよ。
見てくれている人は、ちゃんと見ているから」
ナレーターの事務所に入って、先輩に教えられた言葉です。
この言葉を胸に、一生懸命、練習をしていました。
結果は、伴いませんでした。
そして、メンタルバランスが崩れ続けていくと、
「私の努力なんて、誰にも理解されない」
「所詮、私の努力は間違っているんだ」
と思うようになってきます。
でも、今日は、少しリセットされたような気になりました。
その一方で、無理は禁物と思います。
頑張るときに、「我慢」「忍耐」という要素が
入ってくると、気をつけた方がいいのかなと
個人的には思っています。
適度な「我慢」や「忍耐」は成長のために必要と思います。
でも、それと同じぐらい、「楽しむ気持ち」だったり、
「ちょっと一息つく」ということも大事だと感じています。
私の場合は、「楽しむ」ということが苦手なんですけどね…
人は、支えられて、生きている。
そんなことを思いました。