【日記#15】心の”病気（くせ）”との向き合い…

会社に勤めながら、色々と働き方を考えるようになった。

世間一般的には、社会全体の不安もあって、
副業であったり、複業という言葉も出てきた。
フリーランスという働き方も、注目されている。
これは、収入源を増やして、さまざまな事態に対処したり、
収入が増えることで、心の不安を和らげたり、子供の教育費に充てたりなど、
金銭的な面が強いように思う。

私の場合は、最低限の生活ができれば良い。
とにかく、心の健康だった。
正直、定年後、生きていく自信はない。
定年後、約２０００万円以上を確保しないといけない、と報道された時、
「あぁ、死ねって言ってるんだなぁ」と思った。

今も、その気持ちは変わらない。
私の場合、心の不安定さから、浪費癖が強くあることと、
20代のほとんどを引きこもりで生活したことから、
色々なスクールに通ったりするなどして、追いつこうとした結果、貯金がない。
教育・将来の投資と思ってはやってきたものの、
ほとんどうまくいかず、その教育ローンの返済が大変な状況だ。

一番は、浪費癖と暴飲暴食癖だ。

心が不安定になると、三大欲求が変な形で過剰になる。
特に、浪費癖は大変だ。

こうした自分と向き合っていく必要があって、
その向き合い方になんとか調整してきた30代という感じがする。
向き合い方も、時には、病院に通って、医師と相談しないと
どうしようもない時もある。
でも、20代に比べれば、成長した部分でもある。

心の病気は色々あるが、
私の感覚としては、ある種の”癖”のようになっている。

20代の時のうつの状態になったり、極度の不安にかられ、ものにあたり始めたり、
呼吸困難になったり、人全員が怖くなって、引きこもりになったり…
思い出すだけでも、ひどい状況なのだが、
その暗黒時代に引き込まれそうになる。
そして、引き込まれそうになるときは、頭（脳）の思考回路が、
決まった道順を辿っているように思う。

獣道のイメージだ。
何度も何度も、同じところを通ることで、自然と道ができる。
私の頭（脳）の思考回路も、そのような形だ。
20代のほとんどを、同じような思考回路を辿ったせいで、癖づいており、
油断すると、その暗黒の思考回路に引きずりこまれる。

こんなことで、苦労している人はいるのだろうか。

正直、病院に行っても、病院によって、病名が変わったりする。
おそらく、はっきりしないのだろう。
病気ではないのかなぁとも思う。
はっきりせず、一応、生活はできているため、
もちろん、障害手帳のようなものは出ない。
そのため、万が一のことがあっても、保証があるわけでもない。

私は、一生、生きることに関して、
暗黒世界に引き込む病気くせと向き合っていかないといけない。