20240102

　石川県能登半島で最大震度七という大きな地震。その後も断続的に大きな余震が続いている。羽田空港で日本航空の航空機と震災の支援に向かおうとしていた海保の航空機が接触し炎上する事故が起こった。こちらは一般乗客、客室乗務員、船員に被害はなく全員が無事に脱出できたが、海保の機体で五人の海保隊員が亡くなるという痛ましい事故となった。新年から立て続けに大きなニュースが飛び込んできて、気が滅入る状況ではあるが、被災地の人々が、なるべく早く新年を迎えて通常のスタートが切れるようにこれ以上被害が拡大しないことを祈りたい。政府にはそのための最大限の努力を望む。
　そうは言っても、日々は続く。わたしも仕事始めで正月気分はすぐさま抜けた。道行く人はまだまだ正月休みであり、小さな子を連れた家族や老夫婦などが近所の公園で戯れる風景が見られた。こういう風景が突然、震災や戦争などで失われるという現実をＳＮＳの向こうで見る現実がある現在では、まるで夢の中にいるのがこちらのような感覚に陥ってしまいそうだ。