20231117
朝からまとまった雨が降った。けっこうな土砂降りで長靴を履いて外に出た。一雨ごとに寒くなると言うが、今季はこの雨以降一気に冷え込む予報だ。雨でも鳥たちはよく鳴いていた。鳥の羽は防水になっているし、雨の音が響くので、お互い鳴いて安全を確かめ合ったりしているのだろうか。
『パリピ孔明』最新話を観た。この番組にはミュージシャンが多数出演している。今回も主人公の母親役として安藤裕子が出演していた。彼女は、『時をかけるな、恋人たち』にも出演していたし、この頃は俳優業にも精を出しているのかもしれない――気になって調べたら、もともと女優として芸能界入りしていた――。安藤裕子と言えば、月桂冠「つき」のCMソングに起用された「のうぜんかつら」で人気になったことを今でも覚えている。あの当時のイメージキャラキターは永作博美で、なんとなく理想化された妻として、二十代前半だったわたしも大いに彼女の魅力に惹きつけられた。しかし、この番組で肝になっているのは、やはり主人公を演じる上白石萌歌の歌声だろう。最後に披露された歌もハマっていた。いわゆるディーヴァ的な上手さはないが、素朴でどこか懐かしい癒しみたいな歌声が楽曲と相性がいい。番組はクライマックスへと向かっているが、これから楽しみだ。