20231011
すっかり朝晩の空気が冷たくなった。寒くなる前にエアコンのフィルターを掃除した。もっとゆったりとやりたかったが、すごく切羽詰まった感じになった。ひとまず、これで寒くなっても暖房をつけることができる。ついでに、洗濯槽もクリーナー洗浄した。やはり三ヶ月、少なくとも半年に一回は何かしら清掃しておかないといけないということに気づくのは一人暮らしも随分長く経ってからのことだ。家事の大変さを知るのもその時だろう。こういうことを経験しているのと、いないとのでは物の見え方が全然違ってくる。今読んでいる『遠い山なみの光』でも、悦子の元旦那である二郎はかなり横柄な態度で弁当やお茶を催促する様子が描かれている。こういう光景をカズオイシグロは見て育ったのだろうかと思うと、やはり前時代的な価値観がはびこっていたのだといたたまれない気持ちになる。
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