20230404
地方統一選挙が迫る中、立憲民主党の小西議員による「サル発言」で党内の足並みが乱れ、せっかく総務省の文書まで引き出した功績は水の泡になった感がある。問題の高市早苗元総務大臣の「文書が本物なら辞職する発言」についても誰も追求しなくなった。今度は国民民主党の玉木党首がそれを逆手に「小西議員への辞職を迫る」といった見苦しい揚げ足取り合戦へと問題は矮小化してしまった。本当に彼らは国民生活など考えていないことの証左だろう。しかし、この状況を指摘できないメディアも大概である。そういった呆れた政治状況とは裏腹に季節はすっかり春となり、新社会人や新生活を始めた人々のフレッシュな空気で市民生活は彩られているようだ。この日は晴れの一日。気温も二〇度近くまで上がった。さすがに桜は散っているが、モクレンやミモザやツツジといった花々が咲き乱れている。人生に静かに丁寧に向き合っていくことでしか、希望は持てないのかもしれない。